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大竹まことが「日本人ファースト」「都民ファースト」について考える

文化放送

7月3日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)では、格差社会の拡大について取り上げた。

格差社会という話題のきっかけは、日刊スポーツのコラム「政界地獄耳」。
「格差社会の拡大が国民全体の許容を超えた」という見出しで、7月3日に公示された第27回参院選について解説している。

大竹まこと「格差が広がることで、国民の分断が生まれちゃった。年寄りと若い人だとか、結婚してる人としていない人だとか、困窮世帯の人とそうじゃない人とか……」

この流れで、「日本人ファースト」や「都民ファースト」というキーワードについても掘り下げた。

大竹「考えてみれば『都民ファースト』という理屈も、東京都だからいうものだけど、そこが一番っていう意味はやっぱりちょっと『格差』の象徴みたいに受け取れる言葉でさ。高校無償化にしても、対象は都内に住んでる人。他県に住んでいて東京に来ている人は、この対象にはならないわけだよね? 隣の県との格差を生むよね。こういう政策っていうのは、各自治体でそれぞれ色々なことをやってるわけだけど、国レベルでやるのと、お金を持っている東京都が自分たちだけでやるっていうのは……」

広がる格差は、深刻な社会問題と言える。

大竹「ヨーロッパでも同じような問題が起きてる。諸事情があって自分の国に住めない人がたくさんいて、人手不足に困っている国があって、(その国が)移民を寛容的に受け入れたわけですよね。だけどもあまりに寛容すぎると、(自国民が)じゃあ俺たちの仕事はどうなるんだ、移民を排除しないと自分たちの行き場がないぞ、みたいなことになっていくよね。もうちょっと考えれば、共存する方法はどこかに絶対あるはずなのに……」

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