「市役所」周辺は、海外みたいな「シティ・ホール」を 目指すそう。新庁舎に「屋上庭園」など癒しの空間
神戸市役所周辺の「整備のあり方(案)」への意見募集が行われてます。その中で示されたのは、「神戸版シティ・ホール」というイメージ。「市民」を惹きつけるというエリアはどんな風に考えられているのか見てみます。
そもそも「シティ・ホール」とは、広場を中心に、庁舎や議会棟、公会堂、市場などが一緒になった都市の運営を行う場所のこと。
中世ヨーロッパなどからある形で、国内でも東京や新潟などが「シティ・ホール」というコンセプトで街づくりが行われているそうです。
「神戸版シティ・ホール」を目指すのは、神戸市役所の1号館を中心に、東遊園地、去年できた「中央区役所」、新たに作られる「2号館」を含むエリアです。
「行政・防災拠点」「市民の憩い」「市民活動・協働」「にぎわい・国際交流」といった4つの機能を持ったエリアにしたい考え。
「市民活動・協働」という点では、例えば1、2号館の中間あたりには、約 500 ㎡の広々とした「市民利用空間」が作られ、「パブリックビューイング」や「企業・大学の展示会」などが行える場所にすることがイメージされてます。
中央区役所前や、東遊園地の西側(東町線)の広くなった歩道などもイベントの場として想定されている場所の一つです。
これは、「市役所1号館」と「東遊園地」の間の「道路」のイメージ図です。
エリアとして「シティ・ホール」の一体感を出すために、道路や中間スペースのデザインに統一感が持たされることが考えられてます。
車道の境目がわかりにくくなって事故とか起きないのかな?とっていう気もしますが、街づくりが進むとこの場所はあまり車は通らないような想定なのかもしれませんね。
「市民の憩い」としてイメージされているものの一つが新2号館の「屋上庭園」。木が植えられ、腰かける場所もあるような場所です。
新2号館はホテルなどを誘致するため「24階」までありますが、庭園が造られるのは市庁舎として使われる「5階」部分の屋上。
そこまで高くないので、東遊園地とフラワーロードの緑なども目に入ってくるかもしれません。地上だけでなく上からも緑を感じられる空間を目指す形です。
「にぎわい・国際交流機能」を担うのが新2号館の上層階。
「国際的ラグジュアリーホテル」や「プレミアムオフィス」に来た国内外のお客さんとの交流や連携ができるのでは、と考えられてます。
三宮の再整備といえば、JRの新駅ビル建設も動き出し、旧中央区役所跡地などに地上32階の超高層ビルの建設も始まってます。
市としては「駅前エリア」と「ウォーターフロント」とをつなぐ場所として「シティ・ホールエリア」に賑わいを作っていきたいみたい。
ざっとポイントで見た「神戸版シティ・ホール構想」。みなさんはどう思われましたか?
詳しい資料は、神戸市の意見募集ページでも確認できますので、未来の街の姿を想像してみてはいかがでしょうか。
意見募集期間
2024年5月31日(金)~6月29日(土)※郵送の場合は消印有効