ヴィ・ド・フランスで「フランス弁当」発見! / あるいはヴィ・ド・フランスの店内BGMについて
何気なく入った店で、ナニコレ!? と思うような商品に出くわすことがよくある。たとえば、先日大阪に行った際に、大阪屈指のスーパーチェーン「玉出」でモーニングセットを発見した。スーパーなのにモーニングだと!? しかも税込138円と驚くべき安さだった。さすが玉出としか言いようがない。
つい最近もベーカリー「ヴィ・ド・フランス」を訪ねたところ、美味しそうなパンに並んで「BENTO」が売っていた。BENTO!? ベントー? 弁当! パン屋に弁当だって! その中身はまさかおにぎり……。なんてことはないよな? 実際に買ってみた。
・フランス弁当だと!?
私(佐藤)が訪ねたお店は、越谷レイクタウン店である。おそらくこれからの行楽シーズン向けの商品として弁当を用意したのだと思われる。パン屋でこの手の商品を出すなら、「ランチボックス」とか「ランチセット」といった感じの名称がふさわしいと思うのだが、あえて弁当を名付けて目をひいているのかも。
こちらがその弁当だ。単品価格は税込680円。それにドリンクセットで+税込270円となっている。
商品名を確認すると、たしかに「フランスBENTO」とある。3種のサンドイッチが入っているようだ。「3種を1度に」でサンドイッチ。いや、なんでもない……。
中身を出すとこんな感じ。サンドが3つ入っているのかと思ったら、1、2、3、4、5! パンが5種類入っているじゃないか。意外と内容は充実している。
サンドに使っているのは、お店でも人気のプチパンとのこと。まずはサーモンサンド。
続いて小さなクロワッサンのパストラミサンド。
それからロースハムとチーズのサンドである。
いずれも小ぶりではあるけど、小腹を満たすにはちょうど良い大きさ。汁気の少ない具材を選んでいるので、手が汚れないから屋外で食べるのにも適している。さらにデザート代わりの甘いパンも入っている。プチサイズのチョコクランチと……。
プチメロンパンである。
サーモン・パストラミ・ハム・チーズなどのたんぱく質を盛り込みつつも、最後に甘味を忘れない。その構成はまさしく弁当スタイルといって良いのではないだろうか。
・ヴィ・ド・フランスのBGMを調べると……
余談だが店内で食事をしていたところ、「カンツォーネ」っぽいBGMが聞こえてきた。カンツォーネはイタリアのポップスである。ヴィ・ド・フランスなのにイタリア音楽が流れていたらおかしいんじゃないのか?
と思い、スマホアプリの「シャザム」で楽曲検索してみたところ……。
聞こえていた曲は「マックス・マリーノ」というアコーディオン奏者の『シエル・デ・パリ』という曲。次に聞こえてきた曲は、「フェリシアン・ブリュ」というアコーディオン奏者と、エルメス弦楽四重奏団・コントラバス奏者「エドゥアール・マカレス」の『ル・パリ・デ・ブルッテル』というアルバムの曲。
さらに「ヴィクトル・ミュゼット管弦楽団(Orchestre Musette Victor Sous)」の『ザ・ベスト・オブ・フレンチ・アコーディオン・クラシックス』というアルバムがそれに続いた。
ということで、ヴィ・ド・フランスの店内BGMはちゃんとフランスしていました。それも思った以上にフランスしていました。疑ってすみませんでした! とにかくフランス弁当は味も値段も手頃だぞ~!
・今回訪問した店舗の情報
店名 ヴィ・ド・フランス 越谷レイクタウン店
住所 埼玉県越谷市レイクタウン8丁目16 JR越谷レイクタウン駅改札外
時間 7:00~21:00
参考リンク:ヴィ・ド・フランス
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24