【リアル給与明細】介護職の女性。給料が激減……。月3万円貯金できますか?【FPが解説】
読者から寄せられたリアルな給与明細を大公開。明細の内訳から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【28歳 介護職】
【リアル給与明細】28歳、介護職の場合
プロフィール
28歳、女性
介護士
▼現状
勤続1年。
ボーナスは年間38万円。
労働時間は月164時間。
【相談内容】会社都合でお給料が減ってしまいました。毎月3万円の貯金を計画的にする方法を教えてください。
解説するのは……
◆ゆきFP
FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。 特に、お金の制度をわかりやすく伝えることを得意としています。
計画的に貯金する方法「先取り貯金」
計画的に貯金するには、毎月決まった金額を先に「貯める専用の口座」に移すことがポイント。
いわゆる「先取り貯金」です。
例えば、毎月3万円の貯金をしたいのであれば、給料日に貯金専用口座に3万円移しましょう。
そのうえで、残った資金で毎月の支出をやりくりしてみてください。
強制的に貯まりやすい家計になりますよ。
自動送金の機能があれば、ATMに行く手間も省けて継続しやすいですね。
支出の見直しで貯蓄率アップ
支出の見直しをすれば、毎月の貯蓄率が上がり、より貯まりやすい家計になります。
まずは、毎月決まった支払いのある固定費を見直しましょう。
保険の見直しで年間数十万円浮くケースや、携帯電話会社や電力会社の変更で年間数万円の差が出る場合があります。
支出削減の効果はずっと続くので、ぜひすぐに取り組んでみてくださいね。
質問者さんの年収は平均より高い水準
厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、25〜29歳の介護職員(医療・福祉施設等)の平均月給は25.6万円*であるのに対し、質問者さんは約27.7万円と平均を上回っています。
一方、ボーナスは38万円とのことですが、平均の45.4万円*よりも低い状況です。
とはいえ、年収換算すれば平均より高い収入を得られているようです。
*……参考:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」
まとめ
・先取り貯金で、強制的に貯まりやすい家計に。
・固定費の見直しでさらに貯蓄力アップ!
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。