平塚市 3施設を1つに集約 名称は「市文化公園会館」
平塚市博物館や市中央図書館が位置する市文化公園内(浅間町)に、2026年4月開館予定の新たな公共施設の名称が「平塚市文化公園会館」になる見込みであることがわかった。3月の市議会定例会に設置条例案が提出され、17日の可決を受けて正式決定となる。
平塚市文化公園会館は、市教育会館(浅間町)、市青少年会館(同)、市勤労会館(追分)の3つの公共施設を1つに集約するもので、2016年度に統合の方向性が決まった。
利便性の向上
青少年会館は1971年、教育会館と勤労会館は80年に開館。市は15年度から公共施設の運営について見直しを実施しており、3施設は耐震面や維持管理費などを考慮した上で、1つの会館に機能を集約した方が、「利用者の利便性の向上を図ることができる」と判断したという。
WEB予約可能に
新施設は、比較的新しく駐車場も確保できることから、教育会館を改修し整備されることになったという。
新会館は3階建てで、会議室を1階に2部屋、2階に3部屋、3階は100人程度収容可能な大会議室となる。また会議室を利用の際、これまでは来館または電話での予約だったが、新会館ではWEB予約が可能となるほか、施設の利用規定も新しくなり、1コマ4時間から2時間と細分化。より多くの団体が利用できるようになる見込みという。
バリアフリー化
老朽化が進んでいる勤労会館と青少年会館は、26年3月をもって閉館となり、最終的には解体される。
教育会館は、昨年9月から改修工事が行われており、耐震補強のほかエレベーターの新設やトイレの改修、バリアフリー化などが行われる。改修工事は、26年2月に完了予定。
市産業振興課では「施設が集約されるにあたり、これまで通り利用できるか心配されている方もいらっしゃると思いますので、早い段階でお知らせを送付し丁寧に説明していきたいと思います」と話した。
(問)同課【電話】0463・21・9758