不要ゆずをビールに 地元醸造所が協力
獣害を予防するため、収穫予定のないゆずを収穫して活用しよう--。
八王子市では一昨年から、学校や町会と協働して、不要ゆずを収穫し、学校給食などに活用する取り組みを行っている。昨年12月にも上恩方町のゆず畑で収穫会が行われ、聖パウロ学園高等学校(下恩方町)の生徒らが参加。たわわに実ったゆずを約50人でもぎ取った。このゆずは、初沢町にある高尾ビール株式会社(池田周平代表取締役=人物風土記で紹介)によってオリジナルビールに加工される予定。今春の販売を目指している。
同社は池田代表が2017年から始めた醸造所で、『森は生きている』や『oh!mountain』などのクラフトビールを製造。市内に2つの醸造所を所有している。販売に向け、ゆずを漬け込んだ麦汁を発酵させ、香り高いビールがつくられる。