パキスタンカレーの名店!全国からファンが集まる“カレーの聖地” 射水市【Al Baraka】やわらか羊の煮込みニハリとロティを味わう
「イミズスタン」という言葉をご存じですか?
富山県射水市は、中古車販売や輸出を営むインドやパキスタン出身者が多く住む地域。
そのため、周辺には現地の人が主に同胞の客をターゲットに本場のカレーを提供する店が数多くあります。
そのため、スパイスカレーのファンの間では、親しみを込めて射水+パキスタンの造語「イミズスタン」と呼び、“カレーの聖地”として全国的に注目されています。
▽イミズスタンのカレーをチェック!▽
イミズスタンの代表! 「Al Baraka」
パキスタンカレーの店「Al Baraka(アルバラカ)」もそのひとつ。
富山を東西に横断する国道8号と北陸自動車道・小杉ICと新湊方面を結ぶ国道472号とが交わる鏡宮交差点そば、「道の駅 カモンパーク新湊」や射水市新湊博物館の隣にあります。
本場のカレーは初心者な人でも入りやすく、なおかつ、カレーマニアも絶賛する名店です。
店主のミスバさんは、パキスタン最大の都市、カラチの出身。
日本に移り住んで20年以上で、日本語も流暢で接客もばっちり。気さくな人柄とやさしい笑顔に、初めての来店でもホッと安心できます。
本場パキスタンの味が楽しめる「ニハリ」×「ロティ」
そんなミスバさんが作る「Al Baraka」のカレー。
パキスタンの本場の味がそのまま楽しめるのが自慢です。
パキスタンの朝食の定番 「ニハリ」
こちらは、パキスタンでは日常的に食べられるカレー料理「ニハリ」。
スパイスでじっくり肉を煮込む料理です。
一晩煮込んで翌朝に食べる習慣があることから、朝食の定番なんだとか。
「Al Baraka」では14種類のスパイスを使い、骨付きの羊肉をやわらかくなるまでじっくりと煮込みます。
本国と変わらないレシピで作る、本格的なニハリです。
全粒粉の香ばしさが特徴のパン「ロティ」
そのニハリと一緒に注文してほしいのが、ロティ。
ロティとは、小麦粉をこねて焼く無発酵の平たいパンのことで、ナンとの違いは全粒粉を使うところ。その分、香ばしくて風味がよく、噛むほどに濃いうま味が感じられるのが特徴です。
「Al Baraka」では平たいフライパンのような鉄板で焼き、最後は鉄板からずらして直火にあて、表面に焼き目をつけるのがポイント。
その様子を見ているだけで、おいしそうです。
食べ方もパキスタン流 ちぎったロティで肉をつまんで
ニハリには大きな塊の羊肉が入っています。が、よーく煮込まれているのでホロリとほどけるやわらかさ。
食べるときは、パキスタン流に、ちぎったロティで肉をつまんで食べます。
ビックリするくらいスッ!と肉が取れちゃいます。
肉をつまんだら、皿にあるスープもつけて、パクッとどうぞ! スパイスが効いていますが、ほどよくおいしい辛さで、あっという間に食べられます。
ちなみに、骨の部分を持って豪快にかぶりついてもOK。本場でもガブッと食べるスタイルがあるそうです。
このほかにもチキンやシーフード、豆、ビリヤニなど、人気メニューはたくさんあります。イミズスタンの入門編としても、上級編としても。パキスタンの味を楽しめる店です。
出典:KNBテレビ「いっちゃんKNB」
2025年5月16日放送
記事編集:nan-nan編集部
【Al Baraka】
住所 富山県射水市作道545
営業時間 ランチ 11:00~15:00
ディナー 17:00~22:00
定休日 火曜のディナー