上越地域消防局 今年上半期の出動件数5413件 353件増増加
上越市と妙高市で、今年上半期の救急出動件数は5413件で去年と比べると353件増えました。令和2年から出動件数は毎年増えています。
上越地域消防局によりますと今年6月までの上半期に救急出動した件数は5413件で、去年の同時期に比べ353件増えています。そのうち搬送された人の69.9パーセントが高齢者でした。1日の平均は30件で、48分に1件の割合で救急車が出動したことになります。
出動件数が増えた理由は新型コロナウイルスの影響で発熱による救急要請が増えたこと。また、交通事故による搬送が去年より60件多くなったことなどです。レスキュー隊による救助出場は前の年の同じ時期より5件多い42件でした。このうち交通事故によるものが18件で、去年の同じ時期より3件増えています。
今年6月までの上半期に発生した火災は32件で、去年の同じ時期に比べ7件減少しました。火災による死者は1人で負傷者は6人でした。出火原因で最も多かったのは、たき火や野焼きなどによるもので9件でした。次いで放火や放火の疑いがある火災が4件でした。
また、住宅用火災警報器の設置が義務付けられている場所すべてに取り付けられているかどうかをみる「条例適合率」は64.2パーセントで、去年の同時期より1.2パーセント減りました。住宅用火災警報器は設置から概ね10年が交換の目安になっていて古くなるとセンサー等の性能が劣化し、火災感知しなくなることがあるため消防では、被害を最小限にするため、交換や電池切れなど点検してほしいと話しています。