“まち”に泊まる仕組みでにぎわいを!【伊豆長岡温泉ミライ会議】の取り組みとは/伊豆の国市
食事と温泉をまちで過ごす、分散型ホテル
2014年に世界遺産に登録された「韮山反射炉」や重要文化財「江川邸」などを有す、歴史を感じるまち、伊豆の国市。
そんな伊豆の国市・伊豆長岡に人を呼び込もうとする取り組みを紹介します。
地元の人や民間企業が中心となって開催している『伊豆長岡温泉ミライ会議』。伊豆長岡のまちに人を呼び込むため、様々な仕掛けを作ろうとイベント中心のまちづくりに取り組んでいます。
伊豆長岡温泉エリアマネジメント 理事 今井裕久さん:温泉場はかなり厳しい状況が続いていましたので、なんとかお客さんに戻ってきてもらおうということでスタートしました。
毎月第4日曜日にマルシェを開催したり、市内の20箇所以上にシェアサイクルを配置したりしています。
さらに力を入れている取り組みの一つがこちらの『いずなかビレッジ』。
老舗旅館である「さかなや旅館」の跡地に建設され、分散型ホテルという新たな宿泊施設の形態として人気になっています。
伊豆長岡温泉エリアマネジメント 理事 今井裕久さん:こちらがキャビンになります。手前のスペースがリビング的に活用していただくスペースになっております。そして、奥のスペースがベッドルームという形で、ベッドが基本2つ用意されています。
自然に囲まれ、リラックスできるこのお部屋。お風呂はなく、敢えてシャワールームだけ。そこにはある狙いがあるんです。
それは、付属の入浴券で提携された旅館の温泉に入れること。さらに、地域の飲食店で食事を楽しむことで、お風呂・ご飯・宿泊でまちを感じ、まさに『まちに泊まる』旅館として、伊豆の魅力を満喫できます。
伊豆長岡温泉エリアマネジメント 理事 今井裕久さん:我々としてはとにかくまちに出てもらう、まちを楽しんでもらうという取り組みをしています。できるだけ外に出る仕掛けということで、お食事とかお風呂については、外部の施設を利用させてもらう形になっています。
みなさんも伊豆長岡の魅力をご堪能ください。
(2024年7月20日放送)