【焼津・新屋食堂 アヤナイ】おしゃれなカフェで密かに人気な「白醤油ラーメン」
アートな外観に心引かれて訪れたのは、創作料理が楽しめる静岡・焼津市の「新屋食堂アヤナイ」。外観だけでなくランチプレートもカラフルで芸術的です。気になる裏人気メニューは、意外にもラーメンでした。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへいつも通る道でも、1本裏へ入ればそこはまるで別世界。静岡県民必見の裏スポットを巡ります。今回は魚のまち焼津市の表通り「静岡焼津線」を漁港方面に向かってお散歩します。
芸術的な外観の建物を発見
裏へ裏へと歩き続けると、アートな建物を発見。どうやら食堂のようです。
訪れたのは、創作料理店「新屋食堂アヤナイ」。
オープンから10年以上、地元に愛される食堂です。
外観だけでなく内装もオシャレで、海辺の雰囲気を感じることができます。
カラフルなランチプレートが看板メニュー
店の1番人気は「ランチプレート(1980円)」。ごはんやみそ汁の他、旬の野菜を使った10種類以上の総菜がセットになった看板メニューです。カラフルで料理まで芸術的です。
彩豊かな総菜も気になりますが、まずはメインから食べます。
メインはサバの燻製。焼津市のひもの専門店で仕入れたサバを、さらに燻製にしたお手製です。店主の内田智久さんが「手間がかかっています」と言うほどの自信作。
深い味わいで、かめばかむほど、うま味がでてきます。
そして、店の自慢は「野菜のお総菜」です。
カツオのだしが効いたトウガンとユズの煮物や、素材の味を生かしたニンジンのマリネ、さらに中華風に味付けした炒め物など、さまざまな料理が楽しめるのもここならでは。
地元の野菜をふんだんに使った総菜は、日によって種類が変わります。
今回は赤い紅芯大根が入っていて、より一層彩り豊かです。
中でもおすすめは、ココナッツクリームと和えた「紫芋のだんご」。
紫芋とココナッツクリームの甘さで、幸せを感じられます。
意外な裏人気メニュー
アヤナイの裏人気メニューは、厳選素材を使った意外な一品でした。
それはなんと「白醤油ラーメン(900円)」。
透き通った黄金色のスープと麺には、ラーメン専門店にも引けを取らないこだわりが詰まっています。
スープは宮崎産の地鶏と、焼津のサバ節、カツオ節を使った専門店の発酵だしで作るWスープ。さまざまなうま味が詰まって奥深い味わいです。
麺は用宗の製麺所で仕入れた国産小麦のストレート細麺を使用。
さらにトッピングには低温調理した2種類のチャーシューに、地元焼津市のナルトなど、店主が厳選した食材を使った極上の1杯なんです。
アヤナイ 店主・内田智久さん:
ちなみにメンマは自分で作っちゃいました。今年はタケノコをたくさんもらったので
メンマはなんと自家製。自然のおいしさをしっかりと感じます。
ラーメンは特に子供に人気で、ランチプレートとは別腹でラーメンを頼む女性客もいるんだとか。
気になる外観の理由
ラーメンの他にもうひとつ気になるのが、店の外観です。
アートな外観は、店主の内田さんの友人で大手企業の内装も手がけるアーティスト・Kads Miida(カッズ ミイダ)さんが、焼津をモチーフにデザインしたもの。
確かに、魚や魚河岸シャツが描かれていて焼津っぽい。
この画を見るために全国からファンも訪れるそうなんです。
そんな著名なアーティストに依頼したのには、あるきっかけがありました。
アヤナイ 店主・内田智久さん:
かつて横浜で働いていて、そこの内装を手掛けていたのがミイダさんでした。その後20年ほど経って、自分が独立した時にお願いしました
極上のアートが見られるうえ、どれを選ぼうか迷ってしまうほど魅力的な料理ばかり。1品1品にこだわりが詰まったお店でした。
■店名 新屋食堂 アヤナイ
■住所 静岡県焼津市本町1-4-13
■営業時間 11:00~13:30(LO)
金・土・日は夜営業あり 17:30~20:30(LO)
■定休 火
■問合せ 054-629-7363