ミステリー!明石海峡大橋が消えた?!舞子でこの時季ならではの景色に遭遇 神戸市
垂水に鳴り響く汽笛の音。これは、もしや、この時季ならではの景色が見られるかも?!やってきたのは兵庫県立舞子公園(神戸市垂水区)。
朝方まで降った雨が止み、空気は生ぬるいような、でも海に近づくとひんやり冷たいような・・・
海の方を見ると、薄いグレー。雨が降る前の暗さとはまた違う、白っぽいグレー。霧です。八角形が美しい「孫文記念館(移情閣)」も、まるで霧に浮かぶ古城のようでミステリアス。
ここでいつもと景色が違うことに気がつきました。明石海峡大橋が、ない?!
かろうじて見える橋脚。
絶景ポイントであるはずの「夢レンズ」からの景色も・・・。
明石海峡大橋が、途中で消えている!!じっと目を凝らしても、橋の途中からとその先にあるはずの淡路島はまったく見えません。
橋の真下に移動してみました。
まるで違う世界に吸い込まれていくような、不思議な景色。海は一面白くて、じっと見ていると自分がどこにいるのかわからなくなりそうです。
これは「海霧」という現象で、冷たい海面上に暖かく湿った空気が接することで発生するものだそうです。一年の中でも、海水温の低い春に発生しやすいのだとか。
明石海峡に霧が発生することは珍しくありませんが、こんなに濃い霧が一面を覆うのは珍しいかも?
幻想的な景色に身を委ねていると、少しずつ霧が晴れてきました。あ、淡路島も見える!
この日は午前中いっぱい濃霧で、13時頃から徐々に晴れてきたようです。舞子公園の公式Instagramでも、橋の様子や周辺の天候などを知ることができますよ。
けぶる明石海峡大橋の姿を見て、ほっと安心。幻想的な景色もよいけれど、いつもの景色に安心して帰路に着きました。
場所
兵庫県立舞子公園
(神戸市垂水区東舞子町2051)