誰でもすぐに始めたくなる収納アイデア15選|基本の考え方から解説
「これまでいろんな収納アイデアを見てきたけどどれもうまくいかなかった」
この記事ではそのような方に向けて、誰でも簡単に始められる収納アイデアをご紹介します。収納アイデアや考え方について、順を追ってできるだけ網羅的に解説するので、一つずつ実践していけば散らかっていた部屋も少しずつすっきりした空間になっていきますよ。
収納アイデアよりも大切な「収納上手になるための考え方」
ここでは収納術の基本となる「収納上手になるための考え方」を解説します。
いるものといらないものを区別できるようになる
収納作業の最初にして最大の難関が「いらないものを手放すこと」です。自分が持っているものの中で不要なものを処分し、スペースを確保しないことには作業に取りかかることもできません。
いるものといらないものを区別するうえで大切なのが、自分の中でルールを設けることです。
「大切な人にもらった服だから」
こうした感情的な基準を持ち出して例外をつくってしまうと作業はなかなかはかどりません。厳しいかもしれませんが、心を鬼にして自分のルールにしたがって淡々と区別していくことが大切なのです。
いらないものは手放せるようになる
いるものといらないものを区別したあとは、いらないものを手放していきます。この「手放す」ことが上手になれば、あなたの家の中は見る間にスッキリしていきます。
すぐに取りかかるくせをつける
いらないものを手放したあとはすぐに収納作業に取りかかりましょう。片付けや収納は慣れないうちは非常に面倒に感じる方が多いため、思い立ったときに実行することがベストなのです。
収納アイデア15選
「収納上手になるための考え方」を知ったあとは、いよいよ収納アイデアを実践していきます。順を追ってご紹介していきますので、一つひとつ実践していきましょう。
1.片付ける前の写真を撮っておく
直接収納にかかわるアイデアではないのですが、片付け始める前に写真を撮っておくのは非常におすすめです。はじめは散らかっていた部屋や棚の中がきれいになるとうれしいものです。特に片付けや収納が苦手な方こそ実践してみましょう。
2.先延ばしにせず、少しでいいからすぐに始める
せっかく「片付けたい」と思ったのなら、とにかくすぐに作業を始めてしまいましょう。途中で終わってしまっても大丈夫です。
3.一度にすべての場所を片付けようとしない
片付けが苦手な方ほど一回ですべての場所を整理しようとしてしまいがちです。しかし、あまりにやるべきことが多いと、途中で終わってしまい自己嫌悪に陥ることも。せっかくやる気になったのに非常に惜しいですよね。そうならないためにも、最初の目標は低く見積もるくらいでちょうどいいのです。
4.片付けやすいキッチンや洗面所から取りかかる
「思い出の写真や服が多くて、どれを捨てたらいいのかわからない」
そう思い悩んで、手が止まってしまい作業が思うように進まないという経験はありませんか。キッチンや洗面台周辺には生活用品がメインで「思い出の品」が少ない傾向にあります。どこから片付けるか迷ったら、キッチンや洗面所からスタートしてみましょう。
5.中身をすべて取り出し、可視化する
片付ける場所が決まったら、思い切ってそこにあるものをすべて取り出してしまいましょう。こうすることであらためて自分の所有物を再認識できます。「このようなものもまだ残っていたのか」と驚くこともあるかもしれません。
6.種類別に分け、収納場所を決める
中身を取り出したあとは種類別に分けていきます。まずは「いるものといらないもの」に分けます。このときもったいなく感じるかもしれませんが「いつか使うかも」というような、ほとんど使用していないものは処分してしまっても大丈夫です。その後、どうすれば自分や家族が使いやすいかと考えながら、使用頻度別や用途別に分けて、収納場所も一緒に決めてしまいましょう。
7.収納グッズを活用する
収納する際は収納グッズを活用しましょう。収納ケースや小物入れ、仕切りといったさまざまな収納グッズがあるため、その場所やものに合った収納グッズを使用することが大切です。
8.収納グッズをすぐに買わない
前項の「収納グッズを活用する」と矛盾しているようですが、すぐに収納グッズを買わないこともじつは重要です。せっかく不要なものを手放したのに、「落ち着いて考えてみたらやはりいらなかった」というのは非常にもったいないことですよね。そうならないためにも、必要なものをしっかり吟味してから購入するようにしましょう。
9.収納グッズはまずは100均で買えるものがおすすめ
世の中には数多くの便利な収納グッズがあふれています。おしゃれなものから、可愛いものまでさまざまです。あなたの購買意欲を刺激するものも多くあるでしょう。しかし、それをぐっとこらえて、まずはシンプルで低価格な100均の収納グッズを買うのがおすすめです。
10.サイズと色を統一する
収納グッズを選ぶ際のポイントは、サイズと色をできる限り統一することです。統一感があると、作業が終わって眺めてみたときに「整理された感」が強く感じられ、次回の自信にもつながります。
11.デッドスペースを有効活用する
収納グッズを購入する際はサイズと色を統一すべきなのですが、例外もあります。それがデッドスペースを活用するときです。収納スペースが多くて困ることはありません。むしろ収納の選択肢が増えて、収納しやすくなります。
12.見せない収納から優先的に始める
収納術には見せる収納と見せない収納の2種類に大別されることが多々あります。見せる収納はあえて雑貨や食器を見せることで、おしゃれに収納しているように見えるのがメリットです。しかし、見せる収納は一歩間違えば雑多な印象を与えかねません。収納に慣れていない方は無難にシンプルに見える「見せない収納」をするのがおすすめです。 <
13.リビングには高さのあるものを置かない
部屋をすっきりと広く見せるコツとして、視界を遮らず部屋の奥が見えるようにするというものが挙げられます。それは収納グッズも同じです。どれだけ便利な収納グッズがあったとしても、部屋を広く見せたいのであれば、背の高い収納グッズは置き場所を考慮しましょう。
14.少しの隙間も収納ワゴンで有効活用
たとえば冷蔵庫と調理スペースにあるような20センチの隙間であっても、そこは立派な収納場所です。収納ワゴンのようなものを設置することで、ミニ調味料置き場になることも。少しの隙間も有効活用できれば収納上手に近づきますよ。
15.仕上げにラベリングも
ひと通り収納が終われば仕上げにラベリングしましょう。ラベリングしておくと、片付けするときにどこに収納するのかすぐわかるため、きれいな状態がキープされやすくなります。
まとめ:収納の基本とアイデアを実践して収納上手になろう
この記事では収納が苦手な方に向けて収納の基本的な考え方や収納アイデアをご紹介しました。収納が苦手な方は断捨離に抵抗があったり、一度に多くの場所を整理しようとしたりして挫折する方が多い傾向があります。しかし、その最初の挫折ポイントをうまく乗り越えられれば、案外スムーズに片付けが進んでいくものです。
これまで収納がうまくいかなかった方はぜひ記事の順番通りに進めてみてください。きっと今までとは比べものにならないくらいストレスもなく収納が進むはずです。一つずつできることから収納を始めていけば、きっとあなたも収納上手になれますよ。
「もっと収納についてくわしくなりたい」という方は以下の記事も参考にしてみてはいかがでしょうか。
物が多い家で片付けが苦手な方へ! どこからはじめるべきかを紹介 - リブタイムズ
収納がない部屋に収納をつくる!居住空間を削らないアイデアもご紹介 - リブタイムズ
シューズクロークにうまく収納するアイデア実例18選! - リブタイムズ
靴以外の収納にもおすすめ!生活の満足度が上がる玄関収納アイデア10選 - リブタイムズ
キッチンの収納アイデア9選!収納スペース・道具別にくわしく解説 - リブタイムズ