播州赤穂駅からすぐ 日本茶専門店「茶舗わかさ」の抹茶ラテはひとあじ違う! 赤穂市
お城通りを歩いて約3分。「茶舗わかさ」(赤穂市)は店先に置かれた緑色のソフトクリームと粋な「茶」の暖簾が目印の、無添加にこだわった日本茶専門店です。
創業昭和47年、今年で53年目の2代目店主が大切にしていることは、恰好をつけすぎず「日常茶飯」のお茶を丁寧に提供すること。
そんな店主の若狭さんは、日本茶に関する専門的な知識や技術を持つ「日本茶インストラクター」です。お茶のことならなんでも相談に乗ってくれますよ。
販売しているお茶は、関西各方面から原料を仕入れて独自にブレンドして袋詰め、同店で商品化しています。「和紅茶」などの興味をそそられる味のものや、かわいいパッケージのものまであり、ティーパックは2個入からと購入しやすいのがうれしい。また金額により袋詰めも可能で「気を使わないお土産」としても喜ばれているそう。
お茶と同様に茶道具も一通り販売しています。お茶席だけではなく、自宅でお抹茶を飲みたいときに自分で気軽に点ててみるのもアリですよね。
店内奥には一服できる席も設けられていて、空いている席でイートインも可能です。
今では見なくなった火鉢や鉄瓶、炭火といった古いものもあり、なんだか懐かしくて落ち着くんですよね~。
そんな同店でいただける「抹茶ラテ」は、筆者の高校生の息子曰く「〇〇〇のラテより断然うまい!」そう。口コミでも人気の高校生男子が絶賛するラテ、気になりますよね。
1年を通していつでも飲めるのが、冷たい「濃い抹茶アイスラテ」。「濃い」というだけあって2服分の抹茶が使われています。ミルクの上の抹茶の部分だけをまずひと口。濃厚で甘さが控えめ、抹茶本来の味が存分に感じられます。
次にミルク部分を飲んだ後は、かき混ぜて抹茶ミルクとして、と3通り楽しめるのもラテならでは。後味もさっぱりとしていて、うーん、さすが「お茶屋さんの抹茶ラテ」!
寒い時期限定の「ホット」もいただきました。目の前で丁寧に点ててくれる安心感に加え、臨場感がなんとも贅沢で待っている間もワクワクしてきます♪
「濃いホット抹茶ラテ」は、抹茶の香りがより引き立ちます。ラテに使用しているのは試行錯誤の末、ミルクに負けないパンチの利いた抹茶を採用。ほんのり甘いラテですが、ご希望により甘み抜きにも対応してくれるそうです。
20年以上前から販売している、同店定番商品の「抹茶ソフトクリーム」もいただきました。ソフトでは抹茶1服分を使用していて、滑らかでくちどけのよいアイスとの相性も申し分ありません。やっぱりおいしい!
ソフトクリームはカップスタイルもあります。アイスに合わせた主張しすぎない抹茶の味は、抹茶が苦手な方でもおいしくいただけそうです。
業務用として料理に使われる「抹茶鹽(しお)」も、同店で購入できます。塩は地元名産「赤穂の焼塩」を使用し、抹茶の風味に加え塩味はもちろん甘みもあり、様々なシーンで使えそう。味見した筆者はバニラアイスにかけたいと思いました。
「食事のみならず文化全てにかかわりがある」のが日本茶の魅力だと話す店主の若狭さん。私たちの生活の中にある昔から日本人に愛されてきたお茶は、おもてなしのアイテムとして全てに繋がっているのですね。
「お茶屋」というなんとなく跨ぎにくい敷居ではなく、ふらりと入りやすいお店を心掛ける同店。地元に愛される「茶舗わかさ」は押し通り、ラテもお茶も抜群においしい「まちのお茶店」です。
場所
茶舗わかさ
(加里屋56-3)
営業時間
月〜土曜日 9:30〜19:00
日曜日 9:30〜18:00
定休日
不定休