韓ドラファンなら要チェック!「割と最新作」が多い日本のBS・CSチャンネル3局
先日Danmee(ダンミ)で実施したアンケートで、BS・CSチャンネルから韓国ドラマを楽しんでいる人が多いという結果が出た。
Netflix(ネットフリックス)など、最新作を積極的に取り扱うVODの攻勢が止まらないなか、投票総数233票中188票を獲得。多少属性の偏りがあることを加味しても、決して少ないとはいえない数字だ。
かつての名作の再放送を繰り返す傾向にあり、どちらかというと新しい作品があまりラインナップに加わらない印象だが、実は割と最新作が放送されている。時には大手VODでは観ることのできないものも。
韓ドラファンなら要チェックのBS・CSチャンネルがある。
(図)Danmee 日本のファンが選んだNo.1韓国版リメイクドラマは・・ソ・イングク×チョン・ソミン主演「空から降る一億の星」
KNTV
KNTVは、時代劇からドロ沼系、ウェブドラマまで様々なタイプの作品が楽しめる傾向にあり、今年は6月に韓国で放送が終了したばかりの、スホ(EXO)が主演を務めた時代劇『世子(セジャ)が消えた』(MBN)や、キム・へソンとイ・ヘヨンの演技対決が光るブラックコメディー『我が家』(MBC)。
今まさに本国で放送中の『勇敢無双 ヨン・スジョン』(MBC)、その他『愛のアンダンテ』(TVING)、『マイ・ミリタリー・バレンタイン』(Rakuten Viki)、『監査します』(tvN)などがラインナップに。
2023年に韓国で放送されたドラマからは、有名脚本家キム・スノク作家が手掛けた『7人の脱出』(SBS)や、人気ドラマ『復讐代行人~模範タクシー~』のシリーズ第2弾『復讐代行人2~模範タクシー~』(SBS)が。
また、『取引~友達を誘拐しました~』(Wavve)、『ブレインズ ~頭脳共助~』(KBS)、『オアシス ~君がいたから~』(KBS)、『有益な詐欺』(CJ ENM)、『仮面の女王』(チャンネルA)、『三番目の結婚』(MBC)、『フィンランドパパ』(KT alpha)、『高麗契丹戦争』(KBS)、『夜になりました~人狼ヲ探セ~』(U+モバイルtv)、『ロマンス by ロマンス』(HEARTPEOPLE)に加え、映画『シャトル!~最強の弱虫~』も編成されている。
KBS World
韓国版NHKと言われるKBSの作品を視聴することのできるKBS Worldは、韓国のお茶の間で、主婦層をメインに長年支持されている復讐や愛憎劇などドロドロしたものやホームドラマを主に視聴することができる。
また、100話を超える、もしくはそれに近い話数で構成された、最近減少しつつある長編作が多いのが特徴だ。
今年は、両親の離婚によって離れ離れとなった姉妹の悲劇を描いた『血も涙もなく』(原題)や、現在韓国で放送されている家族の概念を破る『スジと出逢ったウリ』、女の激情メロドラマ『スキャンダル』が。
『紳士とお嬢さん』(KBS/2021)を大ヒットへと導いたチ・ヒョヌ主演の『美女と純情男』(原題)も今後放送を控えている。なんとKBS Worldが、日本で初めて本作を取り扱うという。
昨年、壮絶な復讐劇を描いた作品としてラインナップに華を咲かせた『優雅な帝国』(原題)も日本初放送。韓国で放送が終了して2カ月も経たないうちにKBS Worldで編成された。
WOWOW
前述のKNTVやKBS Worldに比べると、比較的全世代に好まれやすく、かつエンターテインメント性の高いドラマが目立つのがWOWOW。強いて言うならばVODで配信されるようなタイプで、韓ドラのトレンドを感じることができるものが多い。
また、ロマンスものやミステリー、青春もの、フュージョン時代劇など、昨年から現在まで放送された作品だけを見ても、そのジャンルは多岐に渡る。
そんなドラマの1つで、夫婦関係を斬新に描いた『LTNS~不倫探偵夫婦物語~』(TVING)は、韓国での放送から約半年後の今年8月に日本で初めて放送された。
昨年のドラマで、チャン・グンソクファン待望の『餌<ミッキ>』(Coupang play)、ウ・ドファンの除隊後復帰作『朝鮮弁護士』(MBC)、若手俳優のフレッシュな演技が光る『輝くウォーターメロン~僕らをつなぐ恋うた~』(tvN)も早速ラインナップに。
その他、『ハピネスバトル』(ENA)、『庭のある家』(genie TV)、『ナンバーズ -ビルの森の監視者たち-』(MBC)、『スティーラー~七つの朝鮮通宝~』(tvN)、『ずっとあなたを待っていました』(ENA)、『私たちが愛したすべて』(TVING)、『恋人~あの日聞いた花の咲く音~』(MBC)、『ヒョシムの独立奮闘記~恋と人生は私のモノ!?~』(KBS)も、早速編成されている。
(ライター/西谷瀬里)