厚木市が誕生から70年 2月1日に記念式典
厚木市は2月1日に市制施行70周年を迎える。1955(昭和30)年に県下13番目の市として誕生し、県内有数の都市へと発展を遂げてきた。節目の年に合わせ、市ではさまざまな記念事業を実施し、市民を巻き込んで70周年を祝うための機運を高めている。施行日となる1日には、厚木市文化会館で記念式典を開催する。
現在の厚木市は、厚木町と南毛利村、睦合村、小鮎村、玉川村が合併して誕生した。のちに相川、依知、荻野の3村を編入し、今の市域を形成するようになった。1町4村の合併から、今年で70周年を迎える。
東名高速道路や圏央道、小田原厚木道路、国道246号などの道路網が充実し、市内に複数のインターチェンジを有する県内屈指の物流拠点として多くの企業が集積するなど、県下を代表する都市へと発展を遂げてきた。一方で、市東部を流れる相模川や市北西部に広がる丹沢山麓など豊かな自然に抱かれ、温泉街の風情を残す七沢・飯山エリアなど観光都市としての顔も持つ。
市制がスタートした当初は約3万1000人だった人口も、今では22万3000人を超える。
多彩な事業展開
市制70周年を迎えるにあたり、市ではさまざまな記念事業を実施する。厚木市制70周年記念サイトでは、厚木市を舞台にした記念映画「キリコのタクト〜YELL〜」の紹介をはじめ、厚木市にゆかりある著名人などによる祝福メッセージや市制施行日の2月1日に向けたカウントダウンを行うなど、多彩な趣向で記念イヤーを盛り上げる。
式典は文化会館で
市制施行日となる2月1日、厚木市文化会館で市制70周年記念式典が開かれる。午前9時30分からの第一部では、70周年のあゆみをまとめた映像の上映や、書家の金澤翔子さんによる席上揮毫を実施。第二部では、市政の振興や公共の福祉の増進、スポーツ・文化の向上などに寄与した市民の表彰と、厚木中学校吹奏楽部による演奏で70周年を華やかに祝う。
金澤さんは記念事業の一環として、式典終了後の午後にも同文化会館で席上揮毫を行う。午後2時10分から、大ホールのステージで大判用紙を使いダイナミックな書を披露する。
2時40分からは、金澤さんを題材にしたドキュメンタリー映画「共に生きる書家金澤翔子」も上映される。
開場は午後1時30分からで事前申込不要、入場料無料。定員先着1400人。来場者には、障害者就労施設の利用者が作成した市制70周年記念グッズが配布される。
(問)厚木市制70周年記念事業実行委員会事務局【電話】046・225・2450(平日のみ)