静岡県伊豆市で「第10回土肥桜まつり」1/18～開催 ボンネットバス「踊り子号」で巡るツアーやスタンプラリー、限定販売などイベント盛りだくさん
日本で最も早咲きの桜をご存知ですか？
静岡県伊豆市土肥の「松原公園芝生広場」で、2025年1月18日(土)から2月5日(水)にかけて「第10回土肥桜まつり」が行われます。
土肥桜（といざくら）は極寒期に見頃を迎える珍しい桜。土肥温泉エリア内に大小併せて400本ほど植栽されており、花びらが大きく全体が紅く染まるのが特徴です。12月中旬から蕾がほころびはじめ、ここ数年は12月下旬に開花し、2月中旬頃まで咲き続けるのだそう。
茎も長く、一枝に6～7個の花をつけます。紅種（濃いピンク）と白種（薄い紅色がかった白）の2種類があり、紅種は平成19年3月に品種登録されました。
伊豆には「河津桜」という有名な早咲きの桜もありますが、こちらの開花時期は少し遅い2月上旬。真冬の極寒期は土肥桜、そのシーズンが過ぎれば河津桜にバトンタッチし、界隈を観光客で賑わせてくれます。
土肥桜まつりは、そんな土肥桜をきっかけに土肥地区へ足を運んでもらうために行われるものです。
「第10回土肥桜まつり」概要
第10回土肥桜まつりは、スタンプラリーやフォトコンテスト、土肥桜まつり限定の御朱印や物産の販売などイベントが盛りだくさん。
期間中の土日曜日には、太鼓ショーやミュージックライブ。1月26日と2月2日には、ボンネットバス「伊豆の踊子号」で巡る土肥桜満喫ツアーなども予定されています。
今回は10周年記念ということで、土肥桜とほぼ同時期に開花する「あたみ桜」とコラボ。「土肥桜まつり」のチラシを「あたみ桜糸川まつり」へ持参された方には素敵なノベルティをプレゼント。逆に「あたみ桜糸川まつり」のチラシを「土肥桜まつり」へ持ち込んだ場合も景品があるそう。
また開催期間中に土肥温泉へ宿泊された方には、土肥金山入場料が半額になるという特典も（ただし、伊豆市観光協会土肥支部加盟宿泊施設に限ります）。適用価格は大人500円、小人250円です。土肥金山の夜桜ライトアップは1月17日と、まつり期間中の金・土・日曜日17:00〜20:30（最終入場20:00）。入場無料です。
土肥桜まつりへのアクセスは、伊豆箱根鉄道駿豆線「修善寺駅」からバスで「土肥温泉」へ。下車後徒歩約3分。開催時間は各日10:00～15:00。
日本初の津波避難複合施設も
このほか伊豆市土肥では、「テラッセオレンジトイ」にも足を運んでみたいところ――
テラッセオレンジトイは2024年7月にオープンしたばかりの、防災と観光の機能を高度に融合させた日本初の津波避難複合施設です。
波の到達しない海抜14mの高さに避難床・展望フロアを浮かべ、普段はレストランや展望台として、災害時には1200人が避難できるスペースとして設計されています。
地域に不慣れな観光客でも避難経路が一目で理解できるだけでなく、日常的な散策で松原と海の壮大な景観を体験できる経路とすることで、利用そのものを避難訓練とし、地域住民や観光客の日常的な防災意識を高める効果が期待できるそうです。そう聞くと、なんだか気になりませんか？
ちなみに施設名称の「テラッセ」は（１）絶景を楽しめる「テラス」（フランス語）、（２） 災害時には灯台の様に生命を守り照らせる、（３） 伊豆市の観光や未来を照らせる、の3つから。「オレンジ」は（１）土肥の海に映る美しい夕陽、（２） “全国初”のオレンジゾーンによる施設、（３）名産のミカンから、暖かいイメージ、の3点から。「toi」は幸運を祈る、応援の意味を持つヨーロッパのおまじないから。
