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映像制作に興味がある人、集合!プロと一緒に短編映画制作を体験「菰野ふるさと映画塾」参加者募集 6月6日締切

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昨年ロケに使われた湯の山温泉の喫茶店内で参加を呼び掛ける森塾長

 三重県菰野町の湯の山温泉を舞台に、映画制作のすべてを体験できる「第9回 菰野ふるさと映画塾」が、2025年6月13〜15日)に開催される。6月6日午後5時までにエントリーフォーム(記事末尾に掲載)から申し込む。

 同映画塾は、映画やドラマの撮影支援を行うフィルムコミッション「ロケーション応援団菰野(LOOK)」が主催し、地元の魅力再発見と文化芸術振興を目的に2013年にスタート。これまで延べ100人以上が参加し、短編映画の制作を通じて映画づくりの喜びと難しさを体験してきた。


◆実践的な3日間の合宿プログラム

 指導にあたるのは、映画『Good Luck 恋結びの里』(2012年)をはじめ数々の作品を手がけた四日市市出身の映画監督・瀬木直貴さんを中心とするプロの映像制作スタッフ陣。講座では例年、撮影・脚本・演出・出演・編集の全行程を、たった3日間で一気に体験するという濃密なプログラムが展開されている。

 昨年は、「別れ」をテーマに参加者自身がアイデアを出し合い、脚本を作成。5人家族を描いた感動作『おばぁちゃんのぬか漬け』が完成し、上映会では参加者が感動で涙を流す場面も。完成した作品は短編映画祭への出品などが行われ、挑戦は形として残る。

【晴天に恵まれた昨年のロケの様子=実行委提供】

◆映画塾を「心のふるさとに」

 塾長を務める森豊さん(66)は「旅館街の皆さんの協力で、あらゆるシチュエーションの撮影が実現してきた。町内のロケでは地元の方に民家を貸していただいたり、エキストラ出演していただいたりといった交流が生まれ、地元の『記憶』が『記録』になる一面もある」と語る。塾生には、見るだけではない映画のおもしろみを味わい、いつか映画人として活躍してほしいとの思いがあり、「3日で完成させるというのは、生みの苦しみから始まってなかなか過酷な体験でもあるんですよ。それを乗り越えた達成感にたどり着いていただきたいし、この映画塾が参加者の『心のふるさと』になればうれしい。プロの厳しくも温かい指導のもと、チームで1本の映画を完成させる体験は一生の宝物になるはず」と参加を呼びかけている。

【昨年、印象的な場面で使われた「青瀧橋」。温泉街の情緒あふれるロケーションは魅力の1つ】

■ 開催概要
日程:2025年6月13日(金)〜15日(日)
場所:湯の山温泉「ホテル湯の本」(三重県菰野町)
対象:16歳以上(経験不問)、未成年者は保護者の同意が必要
定員:15人(先着順)
参加費:一般:39,000円・24歳以下:29,000円
※いずれも宿泊費・食事代込み

■ スケジュール
1日目:開校式、企画・脚本会議、ロケハン
2日目:撮影実習、映像編集
3日目:音響編集、上映会、閉校式

■ 申し込み・問い合わせ
締切:2025年6月6日(金)午後5時
連絡先:御在所ロープウエイ内「ロケーション応援団菰野」
TEL:059-392-2275(担当:森さん)
エントリーフォーム(https://ssl.form-mailer.jp/fms/d28a3231852571)


 

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