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「訪問看護」で子育て支える 二宮町のアスリード

タウンニュース

(左から)松永さん、江崎さん、秋澤さん

県内でも数少ない「小児」の訪問看護を行っている事業所がある。二宮町に本社を置く合同会社アスリード(松本健代表)のグループ企業「合同会社TFS」運営の「訪問看護ステーション・アスリード」では「二宮、西湘の子どもたちを元気にしたい」と2024年9月に事業をスタート。現在3人の看護師が在籍し奔走している。

もともとは病院勤務だったという看護師の江崎絵美さん、松永多衣子さん、秋澤良彦さん。管理者でもある江崎さんは「発達障害やグレーゾーンといわれる子ども向けの訪問看護サービスを立ち上げたい」と松本代表から話を受けた時、「訪問看護と聞いてシニア向けのものだと思っていた。小児対象の訪問看護は近隣では聞いたことがなく、挑戦するべきだと感じた」と振り返る。

同ステーションでは現在、5歳〜17歳の子どもが利用中。直面したのは、本人や家族に特性などによる「困り感」があるものの、診断名がつかず医療などのサポートにつながりにくいケースや、多方面に相談したけれど解決策が見つからないというケースだ。松永さんは「たとえ診断名がつかなくても、家族は辛さを抱えている。そこに介入し、医療的な知識を交えながら社会に出られるようサポートするのが私たちの仕事」と話す。

「訪問」することで、暮らしの異変や、家族の負担感にも気がつけるというメリットも。食事や睡眠、便通などの生活習慣を整えるアドバイスをしたり、看護視点で精神状況の観察をしたりできるという。時には子どもとの信頼関係を築くために一緒にゲームをしたり、公園に行ってみたりして、「やりたいこと」を見つけ、本人の自立を目指していくという。

利用時の保険適用が可能なため、自治体の子ども医療費の助成などの制度を使うことができるといい、「負担感なく利用してもらえるのでは」と江崎さん。「子育てに悩んでいる家族のケアをしながら適切な医療につなげたい」と話していた。

問い合わせは同ステーション【携帯電話】070・5564・4571。

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