中国富裕層向けのビザ、緩和措置実施を表明 藤井氏「これは何を目的とした話でやっているんでしょうね?」
12月26日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、木曜コメンテーターで京都大学大学院教授の藤井聡氏と寺島尚正アナウンサーが、中国人富裕層向け観光ビザに関するニュースについて意見を交わした。
藤井氏「外国人っていうのは日本人よりも必ず規制をかけるべきものなんですよ」
岩屋毅外相は25日、訪問先の北京で中国人向けの査証(ビザ)発給に関する緩和措置を表明した。富裕層向けに10年間有効な観光ビザを新設し、団体旅行で取得するビザは滞在可能な日数を30日に延長する。日中間の経済・人的交流を拡大する狙いがあるという。
日中両国の人的・文化交流の促進に向けたハイレベル対話で発表した。中国側からは王毅(ワン・イー)共産党政治局員兼外相らが参加した。11月に中国が日本人向けの短期滞在ビザの免除措置を再開したことに合わせて日本も対応をとる。
寺島アナ「日本の中国人向けビザの緩和策、藤井さん、これはどうお感じでしょうか?」
藤井氏「これは何を目的とした話でやっているんでしょうね? ビザとかこういうものは緩和したらええっていうものとは違うわけですよ。緩和したらええときは緩和したらええし、強化したらええときは強化したらええんですよ。これはだから交流促進が良いかのように言ってますけど、そもそも外国なんだから。日本人じゃないんですよ。外国人っていうのは日本人よりも必ず規制をかけるべきものなんですよ。なぜなら日本語を喋れないから。日本文化を知らないから。日本に利益をもたらすことはないとまでは言わないけど、害悪をもたらすことはある人たちなんですよ。だからもし仮に緩和することが適正なんだったら、なぜ適正なのか説明しろ、っていうことなんですよ。なんなんですかね、これね?」
寺島アナ「おそらく日本人の短期の訪中ビザ免除っていうのが先ごろ行われましたよね。その対応で、っていうことなんでしょうけどもね。でも、いま藤井さんがおっしゃったみたいに、たとえば10年間のビザのときには結構厳しいチェックがあるとも聞きますけれども、それ以外のところでは、なんでこんなにやるんだろう?っていう素人の考えはありますけどね」
藤井氏「そうですよね。『何をしたいねん? お前』というふうに僕は思いますね」