潮の浦港でのサビキ釣りでアジ50尾オーバー【長崎・平戸】簡単セット仕掛けでキャッチ
最近、長男の悠人となかなか釣りに行く機会がない状況だったが、9月1日なら空いているとのことで近場に小アジ釣りに行こうということになった。今回は「かんたんサビキSET」のAセット下カゴ仕様を使って小アジを狙う。
潮の浦港でサビキ釣り
釣行前日にエサとなるアミを購入。当日は午前5時に自宅を出発し、長崎県松浦市福島にある鍋串に到着。長波止はすでにいっぱいで短波止に釣座を構える。
まずは仕掛けを作り実釣開始。周りはあまり釣れておらず私たちも同様にまったくダメ。
悠人と話をして早めに別の場所に行こうとなり、伊万里湾の波止場を転々とするが、どこも人ばかりなうえに釣れていない。最近はあまりよくないと聞いていたが想像以上で苦戦を強いられる。
そんな中、悠人から提案があり、向かった場所は松浦市の隣の平戸。中でも足場が良く、比較的に穏やかな場所の潮の浦に到着した。長波止と短波止があり、悠人に任せると短波止をチョイス。早速サオ出し。
かんたんサビキSET
今回使用する「かんたんサビキSET」だが、AセットとBセットがありどちらもワンタッチで瞬時にウキ・サビキができるという仕組み。
付属されてる仕掛けの先に小さい輪があり、そこにミチイトを10cmほど通して折り返し、仕掛け一式をそちらへスライドさせる。
スライドさせ終わったら折り返したミチイトを戻して輪になっていた細いイト針金を抜く。
最後にサルカンをミチイトに結び、ウキ止めとストッパーを調整したら仕掛けの上部は完成。
この時、カラミ防止のためにあるストッパーとサルカンの間は最低でも使用するウキの長さは空けておくようにする。後はサルカンにいつものサビキをセットし、カゴを付ければ出来上がりだ。
だれでも手早く簡単に仕掛けができるので非常に効率も良いしとても便利だ。しかもアミを入れる時に手が汚れないように簡易スプーンも付いているのでありがたい。
本命アジゲット
いざ実釣開始。お願いだからウキが沈んでと願いながら投入すると、悠人のウキが沈んだ。残念ながら何も掛かってなかったがとりあえず何かがいるのは確かなので2人で黙々と投入する。
すると私に反応があり、上げてみるとキンギョ(ネンブツダイ)でがっかり。悠人にも反応があり、どうかなと見ていると何と小アジだ。サイズは12cmといったところだ。急いでスケルトンの水汲みバケツへ入れてひと安心。
私も同じところに投入するとウキがピコピコと動き、上げてみると同サイズの小アジだ。連チャンとはいかないがぽつぽつと釣れる状況。最低でも2人で30尾は頑張ろうとサオを振る。
アジ連打で目標突破
途中、私に変わったアタリで多少重みのある引きがあり、なんだろうと思いながら釣り上げると小型のアラカブ。サイズ的にキープできないので優しくリリース。
アラカブのほか小サバも交じりだし頻繁にウキが沈む。楽しくはあるが小サバの場合、一度に2尾以上掛かると仕掛けが絡みやすくなり釣り上げた後が大変なのでやっかいだ。
正午になり、まったくアタリがなくなったので休憩。当初の予定である2人で30尾は超えているのでこのままアタリがなければ納竿にしようと思っていたら、再開直後から小アジと小サバの連打。小アジだけキープし、当初の予定をはるかに上回ることができた。
最終釣果
午後2時、再度アタリがなくなったところで納竿。出だしこそどうなることやらと思っていたが2人でどうにか10~15cmの小アジを50尾以上キープした。
きれいに後片付けをして帰宅し、道具を片付けた後は小アジの下処理をして塩を振る。半分は小アジの空揚げにして、残りの半分は後日南蛮漬けの予定だ。
自分で釣った小アジの空揚げとビールの相性は最高で、たまには小アジ釣りも良いものだと思いながら晩ご飯を堪能した。
<週刊つりニュース西部版APC・成田義史/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース西部版』2024年9月20日号に掲載された記事を再編集したものになります。