大のパン好き店主が作るちょっと贅沢なご褒美パン 垂水にある『PAN manifiQ(パン マニフィック)』の大人気パンをいただきました 神戸市
垂水の閑静な住宅街にある『PAN manifiQ(パン マニフィック)』(神戸市垂水区)は、週2回だけの営業の小さなパン屋さんです。オープン時にはたくさんの人が訪れ、あっという間に完売してしまうこともある人気店。その秘密を取材しました。
7坪の小さな店内には、ぎっしりとパンが並べられています。
なんとこれらのパン、仕込みから販売まで、すべて1人で行われているのだそう。
店主の高田さんは無類のパン好き。高校生の頃からの「パン屋さんになりたい」という夢を叶え、専門学校を卒業してからはパンの道一筋だそうです。
「作ることが楽しくて」と話す高田さん。自身が食べたいものを作っていたらどんどん種類が増えて、今では約55種類ものパンが店頭に並ぶそうです。
たくさんのパンの中からまずいただいたのは、ドライフルーツとナッツの入ったハード系のパン。表面はカリッと焼き目が香ばしく、中はしっとり、もっちりしています。同店のパンは、水分たっぷりの「高加水パン」。
混ぜ込まれた具の量にも驚きます。爽やかないよかんピール、濃厚なイチジク、香ばしいピーカンナッツ…嬉しくなるほどぎっしり詰まっています。なんだかとても贅沢で、食べると幸せな気持ちになるパンです。
珍しい形がコロンとかわいいこちらはベーグル。オープン当初からある、定番商品です。
もちもち噛みごたえのある生地からジュワッとバターが溢れ、甘さ控えめな有機粒あんと合わさると至福の味!たくさんあるベーグル商品の中でも特に人気の一品です。
売り切れ必至、出会えたらラッキーなのは「五香粉(ウーシャンフェン)の豚つくねバインミー」です。
スイートチリソースとパクチーの香りは一口食べるとアジアン♪
自家製の豚つくねは、大満足の2つ入りで食べ応えあり。大根とにんじんのナマスは大きめカットでポリポリ食感も楽しめます。歯切れの良いソフトフランスパンが食材に絶妙にマッチするのは、さすがパン屋のなせる技。
同店ならではの「バインミー」、昨夏大人気で今年再登場したというのも納得です。
店名の『manifiQ(マニフィック)』は、フランス語の“magnifique=かわいい、素敵”に由来するそう。お話をうかがう中で、高田さんの「パンが大好き!」という気持ちが強く伝わってきました。
多くを語らずとも伝わるパンを愛する気持ち、本気で楽しみながらパンを作り続ける姿勢。人々を魅了する“かわいくて美味しい”パンが生み出される理由が分かった気がします。
食べると幸せな気持ちになるパン。自分へのご褒美に、再び足を運びたくなるパン屋さんです。
基本の営業日は火・木曜日ですが、臨時休となることもあります。また、売り切れ次第閉店となりますので、公式Instagramを確認してから訪れると安心ですね。
場所
PAN manifiQ
(神戸市垂水区学が丘1-5-55)
営業時間
火・木曜日の12:00~16:00
※売り切れ次第終了
定休日
月・水・金・土・日曜日
※臨時休業あり(公式Instagramにてお知らせあり)
備考
駐車場は店舗の前1~2台分のみ。空いていない場合は近くのコインパーキングをご利用ください(住宅街のため路上駐車禁止)