【木更津市】恋の伝説をめぐる春の散策、きみさらず伝説ゆかりの地を訪ねて
木更津には日本武尊(やまとたけるのみこと)と弟橘媛(おとたちばな)の愛を語った「きみさらず伝説」にちなんだ場所が複数あります。今回、街歩きで見つけた「恋スポット」をご紹介。早春の街へ繰り出しませんか?
日本武尊と弟橘媛のきみさらず伝説
日本武尊が船で上総へ渡る時、海が荒れて難破しそうになりました。
妃の弟橘媛は尊を救うため、自ら海に身を投げて海神を鎮めたのです。
上総に渡った尊は媛をしのび、この地から何日も立ち去れませんでした。
これが君去(きみさ)らず→木更津の起こりといわれています。
悲しくも強い愛の物語は人々の胸を打ち、後世まで語り継がれて多くの伝説を生み出しました。
日本武尊など5柱を祭る「八剱(やつるぎ)八幡神社」は木更津地区総鎮守の神社です。
近くの海岸に流れ着いた弟橘媛の袖を収めるために建てられたとされるのが「吾妻神社」。
尊がこの地で媛を思い「ああ吾が妻よ」と声を上げたことが名前の由来と伝えられています。
歴史と人が生んだ「恋」スポット
「恋の森(小湊鉄道バス)」という、ちょっと気になる名前のバス停があります。
その答えは太田山公園に立つ「橘神社」由来の看板にありました。
そこには「尊が媛を思い、太田山から海を見下ろしたことから橘神社一帯を『恋の森』と呼んだ」と書かれています。
バス停の名は地名そのものだったのですね。
太田山公園は、塔の上で尊と媛が見つめ合う「きみさらずタワー」や、千葉県に地域文化の礎を築いた彫刻家・藤野天光の作品「恋するころ」も見どころです。
太田山から約1キロ、矢那川に「姫恋橋」という橋を見つけました。
竣工(しゅんこう)が1976年と時間が経っているため命名の経緯は不明でしたが、橋は地域の人が名付けることが多いそう。
当時の人も尊と媛の伝説に思いをはせていたのでしょうか。
矢那川沿いには見事な桜並木が続き、春には姫恋橋も美しい桜に彩られます。
太田山公園は木更津有数の花見スポット。
開花時期には夜桜のライトアップも行われます。
桜の季節、こんな木更津「恋さんぽ」はいかがでしょう。
太田山公園夜桜ライトアップ
日時/~4月6日(日)午後5時30分~午後9時
※開花状況によって変更の可能性あり
問い合わせ
電話番号/0438-23-8118(木更津市観光振興課)