【富士ロゼシアターの舞台裏を探検】ホールの秘密②
静岡新聞教育文化部が200字でお届けする「県内アートさんぽ」。富士市の文化会館ロゼシアターで行われた親子企画「ホール探検隊」は、演劇やバレエ・コンサートなどで使われる中ホールの隠れた設備を見て回った。前回のオーケストラピットに続いて今回は。
舞台の真下にある空間「奈落」へ。床からの深さは10メートルほどで、広さは学校のプールくらい。照明機器や屏風、譜面台などさまざまな道具を収納しておく倉庫の役割が強そう。来場者の目に触れなくても丁寧に整頓されている。奥には大道具を舞台上に直接運び出せるエレベーター的な装置。舞台中央には人を送り出せる小型があって、出演者が突然現れたり消えたりする演出にも使われる。「地獄」の意味で使われる奈落はとても機能的なのだった。(み)