川尻小 子ども食堂とコラボ メニュー考案で地域参加
川尻小学校6年2組の児童が現在、城山子ども食堂ころもで(熊田祐子代表)とコラボし、配食弁当のメニューづくりに取り組んでいる。
今年の9月、児童たちは総合的な学習の時間で「地域社会の一員としてできること」について考え始めた。学校に近い城山公民館で子ども食堂が開かれていることを知り、そこで自分たちにできることを考え、運営する「ころもで」の代表を務める熊田さんに相談。地域への思いや食堂についての話を聞いた児童たちは、弁当のメニューを考えることで「お手伝いしたい」と熊田さんに申し出ると快諾された。手掛ける弁当の配食日が12月24日(火)と1月8日(水)に決まり、メニューの考案や弁当に添えるカードやチラシなどの製作を開始。彩りや栄養面など、熊田さんに相談しながら進めた。
11月27日には熊田さんが最終確認のため来校。自分たちが考えた弁当を目にした児童たちは興奮気味に説明を聞いた。
12月のメニューはチキンやケーキが入ったクリスマス感満載の弁当。ただ、揚げ物の多さが指摘され、内容を調整することに。グループ代表の橋本悠亮さんは「クリスマスだからチキンはすぐ決まったけれど、みんなの意見をまとめるのが大変だった」と振り返る。1月は正月らしさを出し、栗ご飯や焼魚で和風に。代表の古田遥椛さんは「想像以上に豪華。栄養バランスを考えるのが大変だった」と話した。熊田さんは「相談されてうれしかった。これをきっかけに子どもたちがボランティアに興味を持ってくれたら」と語った。
弁当は子ども100円、大人300円で配食される。事前予約制。予約・問い合わせは熊田さん【携帯電話】090・4707・0917。