<罪悪感は消えない>共働き時代。働かずに子どもと向き合える専業主婦は正直羨ましい?
仕事をせず、家事や子育てを担う専業主婦。特に子どもが幼いうちには専業主婦を選択する人も、日本ではまだまだ少なくないでしょう。そんななかママスタコミュニティには「働かなくてもいい環境」というタイトルでこんな投稿がありました。
『正直羨ましいと思いますか? 働かなくても子どもに向き合っていられる専業主婦』
投稿者さんが専業主婦かどうかはわかりませんが、仕事をしているとどうしても時間的な制約があり、十分に子どもと向き合っていられないというイメージを持っているのかもしれません。そのため専業主婦について「働かなくて子どもに向き合っていられる」として、ママたちに羨ましいか否かと尋ねていました。
専業主婦じゃないと子どもに向き合う時間はない?
『子どもに向き合うというか、子どものことにほぼ対応できるのは羨ましいね。「お母さん仕事だから」と自分でやってもらったり、我慢してもらったりするときは申し訳なく思う』
『いいと思う。私は共働き家庭で育って、向き合ってくれる時間を感じずに育ったから。仕事から帰ってきて疲れているなかバタバタ家事をして、夕飯になって父が帰ってきてお風呂だなんだとやっと一息と思っていたら、「早く寝なさい!」となる。落ち着いてゆっくり話を聞いてくれそうなタイミングがなかったから』
仕事の内容や勤務時間にもよりますが、仕事のために思う存分に育児ができないストレスがあるとすると専業主婦を羨ましく思うのかもしれません。ママたちからは「仕事があるから子どもに我慢させているときは申し訳なく思う」というコメントが寄せられていました。また実際に実母が仕事で忙しく、「自分と向き合ってくれていなかった」と感じて育ったママからの体験談もありました。平日の夜には忙しなく夕ご飯やお風呂を済ませてすぐに眠る生活だったため、ゆっくりと話を聞いてほしかったと振り返っていました。
『専業兼業は関係ないよね。夕方には帰って向き合えるだろうし。私は専業だけどそう思う』
『子どもと向き合えるのは専業だけでなくても兼業でも可能だよね。働かなくていいか、働かないといけないかと言われたら、働かなくていいほうがそりゃいいけど』
『小学校に行っている間だけパートしているから、子どもたちとの時間はたくさんあるよ』
一方で専業主婦だろうと兼業主婦だろうと、子どもに向き合うことは十分に可能という意見も。朝早くから夜遅くまでずっと仕事で、かつ土日にも子どもと過ごす時間がないほどの激務であれば、たしかに子どもと向き合う時間は取れないでしょう。しかし子どもが幼稚園や学校に行っている間に仕事をしているのであれば、帰宅後に向き合う時間はあるはず。また保育園に長時間預けているとしても、たまに保育園を休ませたり、休日にたくさん遊んだりと子どもと向き合うことは可能ではないでしょうか。「子どもと向き合うのに専業主婦かどうかは関係ない」という意見も寄せられていました。
無理に働かなくてもいい環境は羨ましい
『仕事中や仕事前に呼び出しされても困らないのはいいと思う』
仕事をしているママにとって、専業主婦を羨ましいと思うのは子どもとしっかり向き合っているか否かではないかもしれません。たとえば子どもの体調不良など不測の事態が起きたときに仕事と子育ての板挟みになり、ストレスを抱えてしまうことも。「仕事のときに保育園や学校から呼び出されても困らない環境はいい」という意見もあり、仕事と育児の両立の苦労がない点では専業主婦を羨ましいと思うのかもしれませんね。
『専業かどうかは置いといて、働かなくても生きていける金銭的余裕のある環境はいいでしょ。仕事を続けるにしても自分の好きなことをして、時間の自由度も選択肢が圧倒的に広がる』
『遊んで暮らせる環境なら羨ましい! 』
『働いている働いていない関係なく、「無理に働かなくてもいい環境」はいいよね』
また時間をたくさん使って子どもと向き合えるかよりも、働かなくても家計が回るという家計収入については羨ましく思うとしていたママもいました。もちろんすべてではないものの、ママが専業主婦でいられるということは、旦那さんだけの収入で生活していけているというケースも多いでしょう。ある程度の経済的な余裕があることは純粋に羨ましい点ですよね。自分が働かないと家計が回らない環境よりも、自分が無理して働かなくても大丈夫という環境のほうが精神的にもゆとりが生まれやすいはず。この点は子どもと向き合う云々とは関係のない観点ではないでしょうか。
専業主婦は向き不向きがある!「私は働きたいから羨ましくはない」というママも
『働かなくてもいい環境は羨ましいけど働くよ。専業主婦は羨ましくない。子どもには頑張って向き合うけど「子どもだけに向き合え」と強要されるのは嫌』
『専業主婦が合っている人にはいいんじゃないかなと思う。私は忙しいのが好きだし、自分で使うお金は自分で稼ぎたいから絶対に無理だし、羨ましいとは思えない』
専業主婦を羨ましいと思うか否かをママたちに尋ねた今回の投稿。仕事をしていない専業主婦は経済的に余裕があり、仕事をしている兼業主婦は経済的に困窮しているというイメージを持っている人もいるかもしれません。しかし「働かなくてもいいけど仕事が好きだから働いている」「専業主婦は向いていないから別に羨ましくない」というママからのコメントもありました。専業主婦は家事と育児がメインの労働のため、「子どもに向き合えと強要されているみたいで嫌」「すべての責任が自分にのしかかるのは辛い」と考えるママも。じっくりと時間をかけて子どもと向き合ったり家事に勤しんだりする専業主婦は、向き不向きがあるもの。育児も頑張りたいけれども仕事もしたいママたちからすると、専業主婦になりたいという願望は少ないのかもしれませんね。専業主婦に対するイメージや考え方が、人によってさまざまということがよくわかった投稿でした。あなたはどう思いますか?