自主防犯対策の徹底を 松田警察署長 遠藤克也
松田警察署長の遠藤克也です。今春、着任しましたが、自然豊かで歴史と伝統が息づくこの地域の素晴らしさを日々感じ、この地で勤務できることを大変光栄に感じています。
私たち警察に求められるのは、管内住民の皆さまの安全・安心、そして『笑顔』を守ることだと考えています。そこに向かって署員一丸となって日夜取り組んでおります。地域防犯や交通安全活動等、様々な面でお力添えを頂いておりますが、引き続き、ご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。
さて、最近の管内の刑法犯の発生状況から、私が一番伝えたいメッセージは一つです。それは「地域の皆さん、安全な暮らしのために、自主防犯対策を徹底してください！」ということです。その積み重ねが、地域防犯につながるのです。
松田警察署管内は横浜市と同じ位の面積があります。広大なエリアですが当然、その隅々に防犯カメラが設置されているわけでも、人の目があるわけでもありません。目の届かない場所や時間も出てきます。そんな時に頼りになるのは、個人の備えや、隣近所とのつながりなのです。また、平時を知っているからこその「気づき」も大切にしてほしいと思います。不審な動きの人や車など、常に警戒心を忘れず、日常にない違和感を感じたら、通報してください。
無施錠の自転車、車、住宅、空き家などは必ず見られており、犯人にとても狙われやすい状況にあります。すべて、完全に施錠するのは当然という防犯意識が必要です。
特殊詐欺もなくなりません。犯人はあらゆる方法でだましに来るので、いくつかの手口を頭に入れるだけではだめです。家族間でよく会話をし、情報をチェックするなどして、自分の知識をアップデートすることを忘れずにお願いいたします。
