ハイターは使わない。「トイレ便器」の“頑固な黒ずみ”がスルンと落ちる“意外な洗剤”
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。便器の水の高さにできる黒ずみは、トイレブラシでこすってもなかなか落ちない厄介な汚れ。ここでは、そんな便器の黒ずみを簡単に落とす“意外な”掃除術をご紹介します。
黒ずみ汚れは浮かせて落とす!
トイレブラシでこすっても、便器にできた“黒ずみリング”がなかなか落ちない……。
そんなときは、中性洗剤の「バスマジックリン」が役立ちます。あえてトイレマジックリンを使わないのは、界面活性剤の濃度が異なるから。
主成分はどちらもほぼ同じですが、界面活性剤の濃度はトイレマジックリンが3%なのに対して、バスマジックリンは6%。界面活性剤の含有量が高いほど洗浄効果は高いため、頑固な黒ずみに対してはバスマジックリンが効果的なんです!
バスマジックリンでトイレ掃除をする手順
基本的に、トイレマジックリンと使い方は同じです。ただし、バスマジックリンは「10分以上放置しない」と注意事項に記載されているため、つけ置きは避けましょう。
手順1.便器内にバスマジックリンをまんべんなくスプレーします
便器のふち裏にも、しっかりと洗剤をかけてください。
手順2.ブラシでこすります
わたしはトイレブラシを持っていないので、スポンジで直洗いしました。
手順3.水を流して終了!
レバーは「小」で流しましょう。基本的に「大」は固形物を流すとき専用です。
水や洗剤など液体だけ流す場合は、小レバーを使うと節水になります。
たったこれだけ! とても簡単な掃除術ですが、便器内はピカピカになりました。
バスマジックリンは中性洗剤なので、刺激の強い酸性洗剤を使いたくない方にもおすすめの方法です。
トイレ用の中性洗剤やトイレブラシではなかなか落ちない汚れがあるときは、ぜひバスマジックリンの力を借りてみてください。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア