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松竹株式会社 商住一体の施設開業へ 大船・松竹通りに 26年春

タウンニュース

山蒼稲荷神社横に開業する施設のイメージ。右上はロゴマーク(提供)

松竹株式会社は、大船・松竹通りの山蒼稲荷神社横に「大船らしい顔が見える商い文化」をイメージした商住一体型施設「kuguru(くぐる)」(大船2の21)を2026年春、開業する。松竹大船撮影所があった頃に地域とのつながりを深めた大船で、新たな賑わい創出と地域コミュニティの拠点となることを目指す。

個人商店も多く、買い物客で日々賑わう商店街がある大船エリア。商人と住民の顔の見える関係性を「大船らしさ」と捉え、「暮らしと商いが共存する”なりわい暮らし”」をコンセプトに、店舗専用区画2つと住宅兼用店舗区画5つを設けた施設を計画している。

施設は、大船駅笠間口からイトーヨーカドーにつながる松竹通りに面する鳥居から、山蒼稲荷神社の本殿へ続く参道を挟むように2棟で構成される。施設名「kuguru」は、大船エリアに息づく「のれんをくぐる」ような顔の見える商い文化の継承と、地域に親しまれる山蒼稲荷神社の「鳥居をくぐる」ことから着想を得たという。

地上2階建ての木造で、敷地面積は367・74平方メートル、建築面積は210・33平方メートル。外壁には、神社との親和性を重視し、鳥居をイメージした木造の門型フレームが連なる。企画・建築設計監理は、株式会社ブルースタジオ(東京都)。

住居は2階、店は土間

松竹通りに面した2区画は店舗専用で貸し出すが、そのほかの5区画は、住宅スペースつきで入居者を募る。店舗兼用住宅では、2階で店主が暮らし、1階の土間で店を開くことができる。

「店が開ける賃貸住宅」の土間の広さは2種あり、約5畳の「なりわいタイプ」はこれから商売に挑戦したい人向け、1階全体(約15畳)を使う「あきないタイプ」は本格的に店舗運営したい人向けだ。

建物は今年11月中旬の竣工を予定しており、11月下旬には入居開始を見込む。店舗専用区画は、現在テナント募集中。商住区画の募集については、後日発表される。

8日に上棟イベント

6月8日(日)には、地域住民参加可能の「棟上げまつり」が開催される。午前10時から午後3時まで。市内店舗による屋台の出店のほか、2時からは菓子・餅まきが行われる予定。予約不要。

賃貸募集やイベント情報は、今後、Instagramに掲載される。

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