気づけばゼロに…。「お金が貯まらない人」がやりがちなボーナスの“NGな使い方3つ”
家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。夏のボーナスが近づいてきましたが、毎年上手に使えないと悩んでいる人もいるのでは? 今回は、これまで1000件以上の家計相談をお引き受けしてきた経験から、「貯まらない人」がしているボーナスのNGな使い方をご紹介します。
(1)ボーナス前のカード払いに使う
「ボーナスが入るから」とボーナスが入る前からボーナスをあてにした買い物をしている人もいますよね。
もちろん、しっかり計画を練った上で、夏までに購入したいと思った商品を限定的にボーナスを使って支払うのであれば、それほど大きな問題ではないでしょう。
しかし、貯まらない人の多くは、まだボーナスの額も分からないうちから、大きな買い物を繰り返してしまい、気づけばボーナスが入ったと同時に支払いで消えてしまうようなことも。
ボーナスは業績に応じて減ることもありますから、まだ金額も決まっていないうちから使い込んでしまうと、ボーナスが思ったよりも少なかった時に困ってしまうこともありますよ。
ボーナスの先取りはできるだけ避け、入った後に計画的に使う方が安心です。
(2)ボーナス払いが多すぎる
ボーナスが入る前の買い物でボーナスを使い込んでしまう人もいますが、住宅ローンや車のローンにボーナス払いを利用するなど、ボーナスからの決まった支出が多すぎる人も。
なかには、子どもの夏期講習に加え、夏期合宿まで申し込み、ボーナスのほとんどが子どもの塾代に消えてしまう人もいます。
受験期などでどうしてもボーナスの時期の支払いが削れないと考える人もいますが、初めからボーナスをあてにするのではなく、月々のやりくりから少しずつ捻出しておくなど、ボーナスを使い込まなくても支払える範囲で計画するのも一つの方法ですよ。
(3)大きな支出を考えていない
これから夏にかけて、固定資産税や車検など、大きな支出が重なっているにも関わらず、ボーナスが入った嬉しさで買い物が増えてしまい、特に大きな買い物をしたつもりもないのに、ボーナスがいつの間にかなくなってしまう人もいます。
このようなお金の使い方をしていると、いざ大きな支出を支払う時期になると、慌ててしまうことになります。なかには、借金をしたり、せっかく貯蓄に回したお金を崩したりする人もいますから、注意が必要です。
ボーナスを使わなければ支払えないような大きな支出が予定されるなら、むやみにボーナスを使い込むのはやめましょう。
せっかくのボーナスだからこそ有効に使おう
まとまったお金が入りやすいせっかくのボーナスだからこそ、有効に使いたいものです。
「何に使ったのか分からないうちにボーナスがなくなっている」などの悩みがある人は、ボーナスの使い方を改めて見直してみることをおすすめします。
あき/家計簿&家計管理アドバイザー