【東広島】交通安全こども自転車全国大会で団体8位入賞の快挙 市立原小学校
東広島市立原小学校は9月5日、東広島市の高垣広徳市長を表敬訪問し、「第57回交通安全こども自転車全国大会」で団体で8位入賞したことを報告をした。同市内にある小学校で8位入賞は初。
大会は8月6日に東京ビッグサイトで開かれ、予選を勝ち抜いた全国から42校が出場。1チーム4人で学科テストと実技テストの合計点を競い合った。学科テストでは交通ルールや道路標識・標示、自転車の安全な乗り方などの問題が出題。実技テストでは自転車の正しい乗り方、S字や8の字などの走行、自転車の乗り方の熟練度で評価された。
広島県大会と全国大会に出場した同小のメンバーは、6年生の岡村晴輝(おかむら・はるき) さん、吉﨑紗文(よしざき・さあや) さん、中原咲葵(なかはら・さき) さん、髙原芽恵(たかはら・めい) さん、後藤香蓮(ごとう・かれん) さん。
高垣市長は「全国大会に3年連続の出場は、選手の努力はもちろん、指導者や保護者のサポートがあっての快挙。高度な知識・技術が求められる大会で、日ごろの成果を発揮したことを誇りに思う」と激励した。
広島県大会で最優秀個人賞を受賞、2年連続全国大会出場の吉﨑さんは「苦手な2枚板乗りの練習を増やしたほか、自宅では交通安全のテキストを毎日1ページずつ読んだ」と振り返り、「これからは後輩に自転車の乗り方のこつなどを伝えていきたい」とうれしそうに話していた。
東広島署員で指導員の山田博史(やまだ・ひろふみ)さんは「今年からレベルの高い近隣県の学校との合同練習や体幹トレーニングを取り入れたことなどが入賞につながった。さらに上位を目指したい」と話していた。
同小の交通安全自転車クラブは設立5年目。3~6年の16人が所属し、週に2回ほど模擬テストや自転車走行などを練習している。全国大会には3年連続出場し、昨年は12位だった。
同大会は、自転車競技を通じて全国の小学校児童に安全な自転車の乗り方の知識と技術を身に付けてもらうとともに、交通安全意識の高揚を図ることを目的に昭和41年から開催されている。(𦚰)
プレスネット編集部