料理家・長谷川あかりさん直伝!疲れていても作れる「ご自愛レシピ」3選
日々の天気や街のトレンド、おいしいゴハンに大人の悩み、社会の仕組み・・・1日イチ「へぇ~」なトピックスを。新進気鋭のコラムニスト、ジェーン・スーが、生活情報や人生の知恵をナイスなミュージックと共に綴る番組。
忙しい日々の中で、「美味しいけれどめんどくさくない」料理を求めている方必見!TBSラジオ「生活は踊る」に登場した料理家で管理栄養士の長谷川あかりさんが、誰でも簡単に作れる「さっと作れるごじあいレシピ」を紹介。疲れていても、時間がなくても、体に優しい料理が作れる魔法のようなレシピの数々を教えていただきました。
肌もすこやか「ささみとキノコのシンプル炒め」
材料(2人分)
鶏ささみ 3本(180g)
エリンギ 1パック(100g)
マッシュルーム 1/2パック(50g)
片栗粉 大さじ1
料理酒 大さじ1
塩 適量
粗びき黒こしょう少々
オリーブオイル 大さじ1
作り方
1)ささみは2cm角に切り、塩少々を振ってなじませ、片栗粉(大さじ1)を全体にまぶします。
2)エリンギは2cm角に、マッシュルームは4等分に切ります。
3)フライパンにオリーブオイルを中火で熱し、ささみを炒めます。色が変わったら、切ったエリンギ、マッシュルームと、料理酒(大さじ1)、塩(小さじ1/3)を加え、強めの中火で炒めます。水気が飛んで全体につやが出たら火を止め、器に盛りつけて黒こしょうを振ったら完成!
ポイント
通常のささみ料理と違い、角切りにすることでエリンギと見分けがつかない見た目に。「切り方一つで見た目がおしゃれに変わります」と長谷川さん。レンゲですくって中華風に食べるとご飯との相性も抜群です。
ささみはタンパク質が豊富でカロリーが低く、キノコと合わせることで腸内環境を整える効果も。「腸が整うと肌も調子が整ってきます」と長谷川さん。オリーブオイルで炒めるので軽い口当たりに仕上がり、ダイエット中の方にもおすすめです。
体を労わる「豆腐と豆乳のあったか塩こぶスープ」
材料(2人分)
無調整豆乳 400ml
絹ごし豆腐 1/2丁(150g)
塩昆布 12g
塩 適量
小ねぎ(小口切り) 適量
作り方
1)鍋に、無調整豆乳(400ml)、スプーンで大きめの一口大にすくった豆腐、塩昆布(12g)を入れて中火で温めます。
2)沸騰直前で火を止め、味をみて塩(適量)で調えて器に盛りつけ、小ねぎをのせたら完成です!
ポイント
「ポイントは申し訳ないんですが、ないです」と長谷川さん。驚くほど簡単なのに、豆乳と豆腐の組み合わせで十分な旨みが出るそう。「薄味に仕上がるので、最後に好みの塩加減に調整してください」とアドバイス。
夏場は鍋で温めなくても冷たいまま合わせるだけでも十分美味しく、クーラーで体を冷やした時にもぴったり。疲れて帰宅した時でもすぐに作れる一品です。
下ごしらえは5分「厚揚げとにんにくのポン酢炊き込みご飯」
材料(2人分)
米 1合(研いで水気を切っておく)
厚揚げ 1枚(150g)
にんにくのすりおろし1/2かけ分
ポン酢醤油 大さじ3
塩 ひとつまみ
小ねぎ 適量
作り方
1)炊飯器の内釜に米と、にんにくのすりおろし(1/2かけ分)、ポン酢しょうゆ(大さじ3)、塩(ひとつまみ)を入れ、1合の目盛りまで水を注いでさっと混ぜ、厚揚げを入れて炊きます。
2)炊き上がったら厚揚げをくずしながらさっくりと混ぜ、器に盛りつけ、小ねぎをキッチンバサミで切ってのせたら完成です!
ポイント
見た目は茶色いですが、小ねぎを乗せるだけで「ちゃんと作った感」が出るという一品。にんにくを使う理由について長谷川さんは「疲れすぎると食欲が落ちる時に、にんにくの香りが食欲を増進させる効果がある」と説明。ポン酢の酸味と共に、夏の疲れた体にぴったりの一品です。
厚揚げのタンパク質もしっかり摂れ、軽い口当たりなので夜遅くに食べても罪悪感なく食べられると、スタジオでも好評でした。
疲れが出やすい季節、自分を労わる美味しい料理で体調を整えてみてはいかがでしょうか。
(TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)