ファンの声援に「爆レス」 名古屋拠点のアイドルグループ「dela」 エースは四日市出身・松島七葉さん
名古屋を拠点に活動するアイドルグループ「dela(デラ)」のエース・松島七葉さん(21)は四日市市出身。年間約300本のステージをこなしており、「ファンの方を飽きさせず、来るたびにパワーアップした姿を見せたい」と目を輝かせる。
テーマカラーはピンク。ステージ上でファンの声援に笑顔やウィンクなどで返す反応の良さから、「爆レスアイドル」の異名を持つ。商業施設などのポスターモデルやドラマ出演などステージ以外の仕事もこなし、delaの中村浩一プロデューサーは「彼女の魅力はアイドルの王道をゆく姿。まさにグループのエース」と信頼を置く。
AKB48などアイドルが大好きで、高校2年の時に家族で名古屋に出かけてdelaのライブを見た時、ファンになったのが始まり。松島さんは「熱気がすごく、限られたスペースで多くの人を盛り上げるパワーにひかれた」と話す。
イベントなどでメンバーと触れ合う中で「自分もステージに立ちたい」という思いが強くなり、オーディションを受け合格。高校3年の春、8期生としてデビューした。初ステージは、名古屋市伏見区のライブハウスだった。グループには70曲ほどのレパートリーがあり、「歌もダンスも覚えるのに必死だった」と振り返る。
活動を本格化させようという時、新型コロナウイルスのパンデミックが襲い、一時はライブや握手会などが全て中止になった。再開してからもコール禁止のライブやアクリル板で仕切られた握手会など、厳しく制限される時期を経験した。「今は、できることに本当に感謝です」とほほ笑む。
2022年には、メキシコ公演で海外デビュー。空港では、SNSで告知を見た現地ファンが出迎えた。ライブでは、日本語で「七葉ちゃん」と呼ぶ人や感動して涙を流すファンの姿があり、松島さんは「また、会いたい」と感激したという。
【メキシコでファンの声援を浴びる七葉さん(©NBGF)】
現在は、名古屋市内の大学に通いながらアイドル活動をこなす日々を送る。SNSで三重県の情報を発信するなど地元への思い入れが強く、「将来は四日市の観光大使になるのも目標」と話す。
子どものころは霞ヶ浦緑地(羽津甲)にある「霞☆ゆめくじら」で遊ぶのが大好きで、大四日市まつりには地元チアダンスグループの一員として出演していた。現在も時間を見つけては地元の祭りを訪れており、「四日市が大好き」と話す。
12月30日(月)には、収容人数約1000人のライブハウス「ダイアモンドホール(名古屋市)でのグループ単独のコンサートも予定している。「2024年の締めくくりで、新曲披露や新メンバーの出演もあります。2時間半の熱気あふれる時間を、これまで以上のステージで楽しんで頂ければ」と力強く話した。