藤原歌劇団、創立90周年に日生劇場でベルカントの巨匠ドニゼッティの傑作『ピーア・デ・トロメイ』を上演
2024年11月22日(金)・23日(土・祝)・24日(日)日生劇場にて、藤原歌劇団創立90周年記念公演・NISSAY OPERA 2024『ピーア・デ・トロメイ』が上演されることが決定した。
藤原歌劇団創立90周年に日生劇場とのコラボレーションでおくるのは、ベルカントの巨匠ドニゼッティがその絶頂期に遺した傑作の一つ『ピーア・デ・トロメイ』。
ダンテの『神曲』にも登場し、嫉妬と誤解によって運命を狂わされた『トロメイ家のピーア』の悲劇と慈愛を描いた本作。タイトルロールを演じるのは、今や藤原歌劇団のプリマドンナとして一線で大活躍中の伊藤晴(11/22&24)、そして、確かな声と技術で絶大な信頼と喝采を得ている迫田美帆(11/23)が務める。ピーアの夫でマレンマ当主のネッロに、若手でありながらベルカントのバリトン役に多く抜擢され、安定した歌唱と美声を持つ井出壮志朗(11/22&24)と、ベテランで常に多くの観客を魅了し続ける森口賢二(11/23)。テノール役には珍しい悪役、ネッロの従弟ギーノを演じるのは、藤田卓也(11/22&24)と海道弘昭(11/23)のふたり。ピーアの弟でズボン役のロドリーゴは、星由佳子(11/22&24)と北薗彩佳(11/23)が演じる。その他、藤原歌劇団を代表する歌い手がこの傑作を彩る。
そんな彼らを率いるのは、世界中で活躍しオペラでも高い評価を得ている指揮・飯森範親と、最前線でありながら伝統に裏付けされた演出のマルコ・ガンディーニ。オーケストラには、藤原歌劇団とは2回目となる緻密な演奏に定評のある新日本フィルハーモニー交響楽団。
日本での上演機会の少ない貴重な演目、そして美しい音楽と舞台に期待しよう。