【超レア】今や “三重に1店舗” しかない『コールドストーン』のアイスが都内の自販機で買える! 食べてみた→「500円、だと …?」
かつて『COLD STONE CREAMERY(コールド・ストーン・クリーマリー)』がメチャ流行ったことは昨日のことのように覚えている。「いつか食べてみたい」と思いつつ、つい食べないまま……20年近くが経過していたらしい。時の流れ、あまりに早すぎる。
さて。なぜ私が急にコールドストーンを思い出したのかというと“コールドストーンの自販機”を見つけたからだ。昨年末以降、徐々に設置数を増やしているっぽい。これは絶好のコールドストーン初体験チャーンス! どうせなら実店舗と食べ比べちゃお♪
と、思ったら……!!!!!
・いつの間にこんなことに
「キンキンに冷えた石板の上でアイスとトッピングを混ぜる。しかも混ぜる間、お店の人が歌をうたう」という狂気のシステムで一世を風靡したコールドストーン。実店舗の場所を確認しようと、公式サイトにアクセスすると……
三重に1店舗、だと……?
なんとコールドストーンは昨年4月をもって都内から撤退し、今や国内の実店舗は三重県の『三井アウトレットパークジャズドリーム長島店』を残すのみなのだった。み、みみ三重……! 行きたいけど軽いノリで行ける場所ではない。
……と!!! 私の地元のツレ・N田とJ子が「都内撤退直前にコールドストーンを食べていた」ことが判明。これ幸いとばかりに、私は2人を連れてコールドストーン自販機へ向かった。「実店舗と自販機でアイスの味に違いはあるのか?」をジャッジしてもらうためだ。
今回向かったのは明大前駅、京王井の頭線のホームにあるコールドストーン自販機。明大前駅の京王井の頭線ホーム(吉祥寺方面ゆき)には飲食店やお菓子ショップがやたらと充実していて、そのいずれも改札を通らないと利用できないことに驚きを隠せない。
そのホームの一角に変わりダネ自販機が密集したゾーンがあり、9月25日現在、一番目立つ場所にコールドストーン自販機が設置されている。京王線利用者も改札を出ずに立ち寄れるので、明大前を通過予定の方は途中下車してみるよろし。
・マジかよ展開
なお友人2人は実店舗で食べたコールドストーンについて「とてもおいしかった」と証言している。味もよく覚えているとのことだ。これはもう丸投げでOKだろうな。
ラインナップは『ストロベリーピンキーケーキ』(500円)、『わらびもち 和・ラ・モード』(500円)、『チョコミントラヴァーズ』(500円)、『アサイーボウル アイス』(600円)の4種類。
「コールドストーンといえば『ワッフルボール』に入ったアイス。中でもストロベリーがド定番」と友人2人の意見が一致したので、迷うことなく『ストロベリーピンキーケーキ』をチョイスだ。
と、思ったら……!
売り切れてるゥゥゥウウウウ!!!!!
このとき購入可能だったのは友人2人が「コレだけはイメージがわかない」と証言した『アサイーボウル アイス』のみ。仕方がないので、買った。
「思ったより小さいな」というのが感想だった。スプーン等は付属していない模様。その場で食べることを断念し……
J子に自宅へ持ち帰ってもらうことにした。このことから少なくとも現在、コールドストーン自販機は「時間帯によって売り切れる程度に人気がある」ということになる。
・丸投げした結果
で、その夜J子から電話があった。コールドストーン経験者である彼女の『アサイーボウル アイス』に対する率直な感想は以下のとおりだ。
J子「あ、もしもし? 食べたよ、うん。えっと……味はおいしかった。でも、お店で食べたコールドストーンとは別モノだった。ワッフルボールとアイスとトッピングのハーモニーがポイントだったのに、もう全然違った。
あと、600円は高いなぁと思った。とにかく量が少なくて。でも、フルーツが入ってるからそんなものなのかな? 私はフルーツにあまり重きを置いていないから、『これならハーゲンダッツ2個買う』と思ってしまったけれど。
ま、でも味はおいしかったよ。うん。そんな感じかな……?」
……とのことであった。ありがとうJ子。とはいえ彼女の本来のオススメはストロベリー。数日後、私は1人で再び自販機を訪れた。
よし!!! 今回は品切れ無し!!!!
ようやく念願の『ストロベリーピンキーケーキ』とご対面である。会いたかったよ!
うん…………?
画像と違くない……?
・罠だった
自販機にはストロベリーピンキーケーキ入りのワッフルボールがプリントされていたため、我々は「これが出てくるのだ」と思い込んでいた。
が、よくよく見ると「コールドストーンで一番人気のフレーバーをカップアイスで再現」と書かれている。要するにワッフルボール入りのコレは“イメージ画像”だった、というワケだ。
騙されたワケじゃないけど……「なるほどね」って気持ちになる。
結局自分で食べてみるしかないストロベリーピンキーケーキ。
カップの底にスポンジケーキが敷き詰められていて……
上部にはキンキンに凍った生イチゴの角切りが乗っている。スプーンが折れるレベルのカチンコチンを想定していたら、意外とスルッとすくえた。口に入れると…………ファーーー!!! キンキンのイチゴが知覚過敏に特大のダメージを与えるゥ!!!!
で、肝心のアイスはというと……
これ……アイスか?
・ノーコメントでお願い
カチコチ生イチゴの下には生クリーム。その下はピンク色のおいしそうなヤツが詰まっているのだが、これ、少なくとも私の感覚ではアイスじゃなくて「ムース」である。
生イチゴ → 生クリーム → ムース → スポンジであれば、果たしてアイスクリームはどこに? しかし容器には「アイスクリーム」と確かに記されている。謎は深まるばかりだ。
で味に関してだが、おいしかった。甘すぎず、トッピングのバランスがよく、混ぜれば温度感もちょうどいい。でも舌がすっかり “ワッフルボールの舌” になっていたため、若干物足りなさを感じたのも事実だった。
それから「500円はちょっと高いなぁ」と思った。おいしいことはおいしいのだが、いかんせん量が少ない。でもフルーツが入ってるからそれくらいするか? 物価高だし? ……あれ? 私、J子と同じ感想言ってる?
ともかく「おいしいムース」が手軽に食べられることは間違いないコールドストーン自販機。貴重なものゆえ、見つけたら即買い推奨だ。
参考リンク:コールド・ストーン・クリーマリー
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.