大阪モノレールで「日本酒列車 晴れの国おかやま」が走った 森の芸術祭にあわせおかやま地酒の魅力をアピール
2024年10月12日(土)、大阪モノレールで「日本酒列車 晴れの国おかやま」の運行が行われました。モノレールの車内で岡山の特産品を存分に味わえるイベント列車で、チケットは前日までに完売。130名の乗客が1時間45分の旅を楽しみました。
今回の運行では「十八盛 純米大吟醸(十八盛酒造)」「しゅわしゅわ 発泡性清酒(嘉美心酒造)」「櫻芳烈 ひやおろし 純米吟醸原酒(芳烈酒造)」「三冠 朝日 純米吟醸火入れ(三冠酒造)」をはじめとした10種類以上の岡山地酒と、「桃太郎の祭りずし」「岡山後楽園のお弁当」「岡山旅めし」「岡山海苔弁 黒」の4種類のお弁当を用意。
乗客は郷土料理のままかり酢漬けや鰆、岡山若のり、黒鯛、きび団子など、岡山ならではのグルメを岡山地酒とともに味わいました。
イベント列車の運行は、岡山県が2024年9月から行っている「おかやまハレいろキャンペーン2024」「森の芸術祭 晴れの国・岡山」にあわせ、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の機運醸成に取り組む大阪モノレール株式会社などと共同で実施したものです。
列車の運行のほかにも、万博記念公園駅では「岡山県観光物産展」を開催。東京・新橋にあるアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」で10月14日(月・祝)まで提供していた「おかやま地酒×駄菓子 AI味覚センサーペアリング」などを実施しました。
ステージではアカペラヴォーカルグループの「clearance(クリアランス)」のライブのほか、きき酒師の漫才師「にほんしゅ」によるペアリングの解説や日本酒を題材とした漫才を披露。
「世界中のお酒の中でも日本酒は味わいが一番豊かです。基本の味覚の五味として甘味、うま味、酸味、苦味、塩味があるなかで、お酒単体の味わいが豊かなため塩味以外を兼ね備えています」
「一番簡単な日本酒のペアリングは、足りない塩味である『塩』や『しょうゆ』をペロッと舐めて日本酒を飲むこと。大体これで五味が完成して満足します」
「甘いお酒には甘いもの、苦味が強い飲み物には苦味がある食べ物と、同じような味わいを合わせることで『甘味が倍になったね!』となることをペアリング(同調)と呼びます。日本酒に関してはしょっぱさを足してみるか、似た者同士を口の中で同調しましょう」(にほんしゅ、ペアリングの基本について説明)
本イベントについて、岡山県総合政策局 公聴広報課の中山課長は「岡山県は実はお酒がたくさんあります。温暖な気候であること、豊富な水資源、そして杜氏の素晴らしい技術が合わさっていいお酒ができます。今日は岡山県の人気観光スポット『日本一のだがし売場』にちなみ、岡山地酒と駄菓子のペアリングイベントをやっています。岡山の美味しい地酒と皆さんが知っている駄菓子が合わさることで、新たな味の発見、驚きの発見をしていただければと思います」とコメントしています。
岡山県北部を舞台とするアートイベント「森の芸術祭」は2024年11月24日まで開催。JR西日本が姫新線でDEC700初の営業運転を行うなど、鉄道ファンにとっても注目のイベントとなっています。