甘くない〝ブッシュ・ド・ノエル〟に酒飲み大歓喜 「相性最高」「この発想なかった」と1.8万人の目から鱗
いよいよ年末が近づいてきているのを痛感する今日この頃。慌ててクリスマスの準備に取りかかっている人もいるだろう。
そんな2024年12月20日、とあるXユーザーが一風変わったクリスマス用ケーキ(?)を投稿し、話題となっている。
白くてまん丸な鳥の飾りが乗っているのは、フランスの伝統的なクリスマスケーキ「ブッシュ・ド・ノエル」だろうか? 「クリスマスの丸太」という意味で、丸太や切り株の形を模したケーキだ。
いや、それにしては生地部分がかなりミッチリしているような......。
それもそのはず。投稿したアカウント「ぼく、シマエナガ。」(@daily_simaenaga)は写真に、こんなコメントを添えていた。
「秋田名物『いぶりがっこ・ド・ノエル~クリームチーズを巻いて~』」
「いぶりがっこ・ド・ノエル」! この丸太は、囲炉裏で香りが魅力的な秋田県の伝統的な漬物とクリームチーズで出来ていたのだ!
こんなの勿論、〝アレ〟にぴったり。こりゃ最高と喜んだJタウンネット記者は詳しい話を聞くことにした。
いぶりがっこの色と質感が「ブッシュ」
Xアカウント「ぼく、シマエナガ。」でポストを投稿しているのは、北海道在住でシマエナガ専門の写真家・やなぎさわごうさん。2016年冬以来、毎年冬になると札幌市内の公園などで北海道に生息する野鳥・シマエナガの撮影を行なっている。
また、「ぼく、シマエナガ。」ではシマエナガをモチーフにしたおにぎりやみたらし団子なども披露。その可愛らしさで人気を博している。
「これまで、クリスマスシーズンになると、ちくわやゴボウを使った変わりブッシュドノエルを作っていました。その流れで、今年はどんな変わりブッシュドノエルを作ろうか考えていたところ、いぶりがっこの色と質感が木そっくりだったので作ってみました」(やなぎさわさん)
いぶりがっこを分厚い桂むきにして、外側と内側の2枚に分けて作る「いぶりがっこ・ド・ノエル」。中にクリームチーズを塗り込んで丸めることで、丸太感を演出している。
「木の断面、年輪を再現するためにいぶりがっこをかつらむきにする工程が難しかったです」(やなぎさわさん)
いぶりがっことクリームチーズという組み合わせは、以前居酒屋で出てきた組み合わせを参考にしたという。当然、「お酒のアテにぴったり」。
「なんにでも合うと思いますが、やはり日本酒が一番合うと思います」やなぎさわさん)
甘いものが苦手な人でもクリスマス気分を味わえそうな「いぶりがっこ・ド・ノエル」には、X上で1万8000件を超える「いいね」(12月23日現在)のほか、こんな声が寄せられている。
「クリームチーズといぶりがっこは相性最高」 「美味しそ~」 「この発想がなかった」 「ケーキはいらない酒飲みが喜んでしまう」 「おぉ!これは薄く スライスしてツマミに なりそうです」 「ワインと合いますね」 「大根のシワシワがこんなに木の表皮っぽいとは」
酒好きのみなさんは、今年のクリスマスに「いぶりがっこ・ド・ノエル」を試してみてはいかが?
そしてどんなお酒がぴったりだったか、感想を聞かせててほしい。
筆者としては、辛口のワインやシャンパンにも合うと思う!