「絶対に山に登りたくなります」東野幸治&一双麻希がナレーションを担当『小屋番 八ヶ岳に生きる 劇場版』
今年3月に開催された「TBSドキュメンタリー映画祭2025」で上映され、舞台挨拶回が即完になったほか超満員での上映を迎えるなど、6都市各地で大きな注目を集めた映画『小屋番 KOYABAN〜八ヶ岳に生きる』。その後、追加撮影を行ったほか再編集を施し、四季折々の自然を捉えた新たな映像やインタビューを加えた『小屋番 八ヶ岳に生きる 劇場版』が、2026年1月9日(金)より公開される。このたび、メインビジュアルと予告編が解禁となった。また、東野幸治と一双麻希が本作のナレーションを務めることが決定し、コメントが到着した。
雲より高い場所で人と自然を守りながら、共に生きる
“コヤガタケ”と呼ばれるほど山小屋が多く存在する八ヶ岳。本作では、そんな八ヶ岳を山岳写真家である菊池哲男と巡っていく。さまざまな想いを抱えながら「小屋を営むもの=小屋番」の道を選んだ人々。コンビニも車もない、自然と真正面から向き合う過酷な日常を選んだ理由とは?登山を楽しむ人々を支え、時には死とも遭遇する小屋番という仕事。山小屋の生活は不便さを感じさせる一方で、忙しなく行き交う情報社会に疲れ、何もかもが身近に手にできてしまう現代を生きるわたしたちに対して「暮らしそのものの在り方」さらには「人生の在り方」への新たな視点をそっと提示してくれる。
こちらに真っ直ぐカメラを向ける山岳写真家・菊池哲男の眼差しや、陽の光に照らされる小屋番たちの晴れやかな表情が印象的なメインビジュアル。予告編では、根石岳山荘の小屋番・佐藤誉起の「最後の逃げ場が山しかないなと思って」というインタビューをはじめ、「お客さんや仲間が遭難し、亡くなられるケースを防ぎたい」「義務というより気持ちを繋いでいく」「ちょっと立ち止まって自分を振り返れたり……」といった山を、命を知る人々だからこそ紡ぐことのできる言葉の数々が胸に迫る。小屋番の日常だけでなく、それぞれの境遇や生き方を描く本作の魅力が詰まった内容となっている。
ナレーションを務めるのは、庄司智春(品川庄司)、木村卓寛(天津)“東野登山隊”としてガチ登山に挑戦していることでも知られるお笑い芸人・東野幸治。また、日頃から数多くの登山に挑戦し『小屋番 KOYABAN〜八ヶ岳に生きる〜』でもナレーションを担当した一双麻希が再編集を加え劇場版となった本作でも続投。
<コメント>
東野幸治
オファーをいただいた時は「僕がナレーションして大丈夫か?」と悩みましたが、八ヶ岳周辺へもよく行きますし、ご縁を感じて一生懸命やりました。この作品は映像がめちゃめちゃ綺麗で、自分が行ったことのあるポイントも季節ごとにこんなに違うのかと。八ヶ岳に登りたいなと思いながらナレーションをしていました。そして“小屋番”という、頼もしい存在を紹介しています。登山する人も興味ある方もぜひ見てください、絶対に山に登りたくなります。
一双麻希
ナレーションを務めました、一双麻希です。八ヶ岳は、私にとって何度も足を運び、深いご縁を感じてきた山域。そして、山小屋での時間には何度も救われてきました。私自身山と出会い、自然と対話する時間ができたことで、少しずつ自分のペースで生きられるようになった気がします。この映画は、そんな不思議で偉大な山の力を、壮大な景色と共にまっすぐに映し出してくれています。山好きの方はもちろん、日々の忙しさの中でふと立ち止まりたい方にも、“心がほどけていく”ような時間となりますように。
『小屋番 八ヶ岳に生きる 劇場版』は2026年1月9日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開