鮎(アユ)友釣りオススメ河川ガイド2024:神流川【群馬】放流量は折り紙つき
群馬県多野郡神流町を流れる神流川は、群馬県きっての透明度の高い清流で、アユの香りもよく美味しいと評判の河川。最上流部の上野村に上野ダムがあり、このダムから下流の神流湖(下久保ダム)のダムからダムまでの区間を流れるのが神流川。
大量放流+天然遡上
上流の上野村地区は上野村漁協が、下流は神流町となり南甘漁協が管理している。どちらも美渓として有名でヤマメ、イワナの渓流釣りスポットとしても人気。上野村はどちらかといえば渓流魚メインでアユも、という感じ。神流町の南甘漁協はアユ釣りをメインに渓流魚の放流もかなりある。
ここで紹介するのは、南甘漁協の管理している区域。アユの放流量は、この河川規模にはあり得ないほど。今年は3650kgで、さらにシーズン中に数回の追加放流を予定している。
種苗に関しては、福島県産人工が2600kgで群馬県産1050kg。さらに下流の神流湖から天然遡上がある。ものすごい放流量のうえ湖産の天然遡上がある珍しい河川だ。
整備され釣りやすい
河川への降り口には数字で1番から35番までの番号が表記されている看板がある。これはとてもありがたく、知人と現地集合をする時にとても便利。川への降り口もわかりやすい。
2024年は多くの漁協が値上げをした。南甘漁協も昨年までとは料金が違って、年券が1万2000円、日釣り券は3000円となった。また、南甘漁協は神流町のふるさと納税返礼品としても入漁券がある。
去年は私の都合に天候が合わず数回しか釣行できなかったが、足のスネ程度の水深のチャラ瀬で入れ掛かりとなった。
今年のアユ釣り解禁日は6月1日(土)。湖産天然遡上あるうえ放流量が分厚く、さらに河川への降り口や駐車スペースもわかりやすい。オトリ店も河川上の道路沿いに複数ある。アユ釣りスポットとして整備されている神流川に、出かけてみてはいかがだろうか?
<週刊つりニュース関東版APC・谷知典/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2024年5月31日号に掲載された記事を再編集したものになります。