<同居トラブル:嘘つきな義妹>「帰省して来ないで!」と嘘をつかれた予想外の理由……【まんが】
私は義父母と2世帯住宅で同居しています。 ここ数年、お盆も正月も義弟(夫の弟)家族が帰省しないので、義両親が寂しがっていました。 今年は義弟夫婦の子どもが小学生になるので、義両親がお祝いの件で連絡し、義弟に「久々に孫たちに会いたい」と伝えたそうです。 しかしそこには、思いもよらぬ「罠」が潜んでいたのです……。
反論したのですが、義両親には信じてもらえません。 しかたなく私は、義妹とのLINEや電話の履歴まで義両親に見せました。義両親は一連の私の反論を「(私)はそんなこと言っていないと言っているぞ」と義弟経由で義妹に伝えたらしいのですが、義妹の主張は変わりません。 それどころか義妹はさらに義弟に「義姉に来ないでと言われた」と泣きながら訴えたそうなのです。
義妹と私はこれまで会ったときでさえ、挨拶や必要事項で言葉を話す程度の間柄で、世間話すらしたことありません。 数年前に帰省してきたときも、義妹はずっとスマホをいじっていて「何飲む?」という言葉を交わしたくらいで、恨まれたりするような心当たりがまったくないのです。 なぜ……?
生理的に私のことが嫌いなのであれば仕方がありませんが、それにしても突然無実の罪を着せられるのは許せません。義妹が義両親に会いたくなくて、その理由に使われただけの気がしています。義弟ももっとしっかりして義妹にガツンと言ってくれればいいのですが、元々頼りなく、義妹の尻に敷かれているため、義妹と義両親のあいだではっきりしない態度のようです。
もちろん夫にも話しましたが、夫も義妹のことを以前からあまりよく思っていないこともあり、関わりたくないのか「放っておいたら」と言うぐらいで真剣に取り合ってくれません。 そもそも……。
義両親も同意し、義弟にその旨を連絡しました。しかし返事は…….。
事実無根なのに……
義両親、私たち夫婦、義弟夫婦での話し合いの場を提案したら「(義妹)に聞くから待って」と言われ、数週間返事を待った結果、「(義妹)が嫌だと言っているから無理」と結局話し合いは拒否されました。
それまで真剣に取り合ってくれなかった夫は、こんな状況になっても我関せずで、それに対しても強烈な怒りが込み上げました。私は「しばらく出ていきます!」と言い捨て、子どもを連れて実家に帰ったのです。
「なんて失礼な人たちなんだ!」と父がすぐに義両親と夫に電話をかけ、話し合いをすることになりました。
数日後の話し合いの場で、「一体どういうことなんですか!」と私の両親が義両親と夫に詰め寄ると、義両親の口から今回のことが話されました。 実両親:「当事者である息子(義弟)さんと話し合いもせずに、うちの娘が一方的に責められるのはおかしくありませんか? (夫)くんもどうして娘を守ってくれないのですか?」 第三者からの客観的な意見に義両親も冷静になったのか夫と一緒に平謝り。その後、実父に「(私)はどうしたいんだ?」と促され、私ははっきり答えました。
もう、スッキリしました!もちろん義弟夫婦とも絶縁します。義妹の行動は意味不明でしたが、義弟夫婦は今後ますます義両親から帰ってくるように言われることでしょう。
今回とんだことに巻き込まれましたが、同居解消、もう義家族と一生関わらなくて済むと思えば、結果的には良かったかなと思っています。
後日談……
絶縁宣言してから、私は義両親にも義弟夫婦にもまったく連絡をとっていませんでした。夫は連絡をとり、月に何度か子どもたちを義両親に会わせていました。夫にとっては実の親、子どもにとっては祖父母です。私は夫や子どもたちにまで絶縁を強要するのは酷だと思い、放っておきました。
そして最近、義弟家族はさらに遠くへ引っ越したそうです。引っ越した先は義妹△さんの実家。義両親には義弟からのメールだけの事後報告で、直接は何も告げずに義妹の両親と同居を始めたらしいのです。 私:「へえ、そうなんだ。△さん、自分の実家で暮らす方が子育てしやすいと思ったんじゃない?」 なかば人ごとのように返答すると、夫は沈んだままです。 私:「まあ、△さんの実家で同居するなら義両親に一言くらいあってもいいよね」と続けると、さらに予想外の返答が。
いずれにしろ義妹が義両親のことが好きではないのはもはや明白です。私は過去のこともあり、義妹のことは好きではないけれど、まわりにどう思われようと、自分の意思を貫く様子にはすごいなと妙に感心してしまいました。
時間が経って、義両親からの辛い言動に対する嫌な気持ちは薄らぎましたが、私の中ではかつての出来事が解決をしたわけではありません。 思い出すとやはり嫌な気持ちが蘇ってきます。義両親に言われたことは彼らの人間性を表すものでもあったと思っています。絶縁し、同居を解消してから私の心身は驚くほど軽やかです。「絶縁なんて……」という世間の声も気にならないわけではありません。しかし穏やかな生活を守るためには、ある程度の犠牲も伴うのかなと思っています。今のところは絶縁したときの覚悟を貫くつもりでいます。