【北海道の絶景】穴場スポット!初心者にもおすすめの「オロフレ山」登山レポ/白老町
北海道生まれ北海道育ち。生粋の道産子であるHBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)が、趣味である「登山」と「山ごはん」を連載。
自分の足で歩いた先にある絶景と、おいしいごはんは、もう最高です!
文化部出身・運動神経ゼロの私でも楽しめる「コスパはなまる山」を紹介していきます~!
連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが」
※北海道の山に登るときは、クマについても知っておきましょう。「クマに出会ったら」「出会わないためには」の基本の知恵は、HBCのサイト「クマここ」で、専門家監修のもとまとめています。
晴れたらラッキー?「オロフレ山」
日付:2024年9月7日
オロフレ山(標高1230メートル)
北海道白老町
登り1時間30分、下り1時間
山頂(見晴台)からの絶景度 ★★★☆☆
険しい度 ★★☆☆☆
周辺の施設充実度 ★★★☆☆
札幌市内からのアクセスの良さ度 ★★★☆☆
個人的おすすめ度 ★★★★☆
ポイント
✓駐車場から見晴らしの良い景色
✓300メートルほどの高低差で初心者でも◎
✓胆振の山を見渡せる山頂
登山レポ
胆振のオロフレ山。実は私、幾度目かのチャレンジ…。
というのもこの地域は春先から夏にかけて、霧が掛かりやすいスポットなんです。
室蘭気象台の方によると、太平洋側は海水温が低く、南から入ってきた暖かい空気が冷えて雲が発生しやすいようです。特にオロフレ山は南風が吹きやすいので、季節によってはなかなか晴れた登山が難しいのです。
以前もこんな景色で、登山口すらわからず断念しました。
それが今回は秋口に行ったからか快晴!何度目かの正直で登れたオロフレ山の登山リポートをお届けします!
午前5時30分 登山開始!
オロフレ峠展望台がある駐車場から登ります。トイレもありました!
道は整備されていて、迷うことはなさそうです。
木に頭をぶつけないように慎重に…。
20分ほどあるくと、オロフレ山らしいダイナミックな岩肌を楽しめます。
この岩の名前は「羅漢岩」。なんだか仰々しい名前だと思ったら、羅漢とは「悟りを開いた修行者」という意味らしいですよ。
景色に見とれて滑落しないように、注意しながら登ります。
午前 6時10分 山頂はあそこだ!
登山道から、目指す山頂が見えます。
この頂点がオロフレ山の山頂。
遠いように見せかけて、あと1時間もかかりませんよ!距離感がわからなくなりますよね。
ちょこちょこ展望が楽しめる場所もあり、飽きずに登れます。
北海道は涼しいので森林限界が低く、1000メートルくらいの山でも見晴らしがよくて楽しいですよね。
午前6時30分
朝ごはんをまだ食べていなかったのでいただきます。
じゃん!照り焼きチキンサンド!
おやつも食べてエネルギーチャージです。
インスタグラムでは、47都道府県のおやつを食べる企画をしています。
午前7時 山頂に到着!
最後の岩登りをクリアすると、山頂に到着!
朝早いこともあり、この日は貸切状態でした。
なかなかない色の標識。エメラルドグリーンというんでしょうか。
山頂はこんな景色!胆振の山々を一望できます。
7時30分 きょうのごはんは出来合いのもので…
いつもなら、ここで山頂クッキング♡なのですが、
この日はお湯を沸かすだけでいい、手抜き料理です。
広島県のおみやげ「牡蠣みそ汁」と、宮城県のおみやげ「あなご飯」の缶詰。
おみやげって、食べるタイミングをなくすんですよね…。
でもいつもらったかわからない「あなご飯」は賞味期限が切れてませんでした。缶飯ってすごい!
缶詰は湯せんであたためて、いただきました。
オロフレ山の「言いたいことは山々ですが」
今回オロフレ山を選んだ本当の理由は、ご来光。
「山頂で朝日を拝もう」と思い立ち、夜中に車を走らせオロフレ山駐車場に到着したのは午前3時半。
まだ真っ暗だったので待機していたら、いつの間にか眠っていました。
起きたら5時半…日が昇ってしまいました…。
それはそれで良しということで…朝焼けの中、オロフレ山を楽しみましたが、写真を見返すと、びっくりするほど寝起きの顔をしていました。
下山しても朝の8時で、全部夢だったのではないか…?と思う山行。
しかし家に帰ると、ザックの中に紛れた虫が一匹、ぷーんと。
現実だったことを実感しました。
連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが」
※北海道の山に登るときは、クマについても知っておきましょう。「クマに出会ったら」「出会わないためには」の基本の知恵は、HBCのサイト「クマここ」で、専門家監修のもとまとめています。
文:HBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)
北海道生まれ・北海道育ち。2021年入社。24年10月からHBCラジオで「言いたいことは山々ですが」(毎週金曜午後5時45分~6時半)スタート!HBCテレビでは「グッチーな!」「ジンギス談」「吉田類 北海道ぶらり街めぐり」「大江裕の北海道湯るり旅」などを担当。登山歴4年。おいしくごはんを食べるために山に登っています。登山の魅力はインスタグラムでも発信中
編集:Sitakke編集部IKU
※掲載の内容は登山時(2024年9月)の情報に基づきます。