学生が東広島市立美術館に「美術館でファッションショー」を提案 地域課題に挑む発表会で
学生が主体となって地域の課題に取り組むイノベーションチャレンジの発表会が6月29日、東広島市立美術館で行われた。まちと大学が一体となって連携し、持続可能なまちづくりに取り組む「Town&Gown(タウンアンドガウン)構想」の一環で、今回は第5弾。
発表会は広島大学IDEC国際連携機構が主催。年齢・専門・国籍など多様な背景をもつ9人が3チーム編成で発表した。今回は同美術館が「市の文化拠点、プラットフォームとしての役割を強化するアイディア」を課題として提供。発表に先立ち6月22日には同美術館にてワークショップが実施された。館内見学や職員との会話を通して課題に迫り、発表会に向け準備を進めた。
最優秀チームに選ばれたチーム1は「美術館でファッションショーを開催する」をテーマにプレゼンテーション。「作品がテーマのファッションショーに参加することで、自己表現の場や住民同士が作品について語り合える交流の場になるのではないか」と提案した。
松田弘館長は「美術館の現状をリサーチし大変よく理解していると感心した。今後は自分の体験としてリアルな作品と出合い、美術館と本質的に関わっていってもらえたらうれしい」と総評した。(山浦)
プレスネット編集部