田口麗斗の投球術を徹底解剖! カギは「投げやすいフォーム」と「指先の感覚」
縦スライダー/横スライダー/フォーク….など多彩な変化球を投げるコツとは??
もうすぐ30歳を迎える田口麗斗投手は「球種については、新しい引き出しを引き出せるチャンス」と前向きに語る。
自信がある球種はフォーシームで、次に自信があるのは縦のスライダー。
田口投手が常に意識しているのは「投げやすいフォームで」投球すること。
「まっすぐに揃えようとすると、横曲がりの変化とか弱くなるなどのことが起こりうる」と経験を語る。
横のスライダーについては「縦スライダーはカーブの延長のような形で投げるのに対し、横スライダーは押し潰すようなイメージ」と語り「指先で投げず、指の腹で投げる。腹全体で握る」ように投げているという。
さらにシンカーも武器に加え、多彩な変化球を操るよう努力しているそうだ。
「すぐビギナーズラックが起きる」と自ら語るように器用な一面を持つ一方で、「そのせいで本来の自分の全力の投げ方を忘れてしまい、うまくいかない年もあった」とも話す。自己分析も忘れずに行っているようだ。