清水エスパルス、前回0-3で完敗した名古屋グランパスと対戦へ!MF宇野禅斗「屈辱的な負けで、一人の男として許せなかった」
清水エスパルスは21日、アウェーで名古屋グランパスと対戦します。前回対戦はホーム戦扱いの国立競技場で0-3の完敗。DFに離脱者が続出し、ボランチが本職のMF宇野禅斗がセンターバック(CB)を務めるなど苦しい台所事情を抱える中での一戦でした。今節宇野は主戦場での出場が濃厚。「屈辱的な負けで、一人の男として許せなかった。あの試合から成長したところを必ず表現しないといけない。燃えない理由はない」と並々ならぬ決意を示しました。高校総体県予選で25連覇を阻まれた母校・青森山田の後輩へのメッセージも語りました。
―前回対戦は悔しい負け方をした相手。
チーム状況は厳しいタイミングの試合だった。3失点したところに加えて無得点に終わったところも反省しないといけない。名古屋さんのハイプレスでがんがん来るサッカーに真っ向勝負して勝てるかが重要。あの試合から成長したところを必ず表現しないといけない。燃えない理由はない。
―本職での出場となりそう。
前回戦はポジション関係なくチームとして助け合いながらのゲームだった。サポーターに勝利を届けるという気持ちは変わらない。自分の仕事をして、どこまでチャレンジできるか試合までに整理したい。あの屈辱的な負けは一人の男として許せなかった。ピッチで表現してやり返したい。
―相手のボランチもハードワークできる選手。
両ボランチ、トップ下の選手のクオリティーが高くてすごく楽しみ。ただ劣っているとは思っていない。気持ちと体を整えて戦いたい。(相手ボランチの)稲垣祥選手は得点能力も守備能力もたけていて、自分の思い描く選手に近い選手。そういう選手に打ち勝つことによって自分の価値、宇野禅斗の魅力を引き上げることになる。
―前節を振り返って。
決めなければいけない、結果が変わるようなシーンは数多く作れていた。共有できているイメージはどんどん濃くなっている。チャンスを数多く積み重ねるのが大事。無失点だったのもポジティブ。ゼロで終わることがチームとしての基盤になるセットプレーも守り切れたのは今後に向けて一つの基準になる。
―試合とは関係ないが、母校が県予選で負けた。
近年は本当に難しい展開。僕も青森山田出身として本当に悔しいが、現役部員が一番悔しいと思う。それだけ他校では感じられないプレッシャーのかかる高校にいるということはみんな自覚している。世間はざわつくかもしれないが、プレッシャーを喜びを感じながらプレミアリーグや選手権で見返せばいいだけ。それだけの力のある選手が山田にはいる。OBとして応援している。