前回プロ初完封の巨人・赤星優志が安定感抜群の投球見せるか、2020年沢村賞の中日・大野雄大が意地見せるか
赤星は5月の防御率0.96
巨人・赤星優志が30日の中日戦(バンテリンドーム)に先発する。今季は9試合に登板して3勝3敗、防御率1.83。プロ初完投初完封を達成した前回23日のヤクルト戦から中6日でのマウンドだ。
中日戦は5月16日に先発し、6回5安打1失点。上林誠知に同点ソロを浴びて勝ち負けこそつかなかったものの、内容は悪くなかった。4試合に登板した5月は月間防御率0.96と安定した投球を続けている。
日大からドラフト3位で入団して4年目の右腕。3月29日の開幕2戦目に発熱で登板回避したグリフィンの代役として先発して以降、きっちりとローテーションを守っている。
チームは阪神、広島、DeNAと激しい上位争いを演じているが、この中日3連戦が終われば交流戦に突入。気持ちよくパ・リーグとの戦いに入るためにも、赤星で初戦を取りたい。
前回は2回途中で降板した大野
一方の中日は大野雄大が先発する。今季は5試合登板で1勝2敗、防御率3.47。2回途中で降板した前回20日のDeNA戦から中9日と間隔が開いた。
2020年に11勝を挙げて沢村賞に輝いた左腕も2021年以降は2桁勝利がない。2勝6敗に終わった昨オフの契約更改では推定年俸3億円から1億2000万円に大幅ダウン。9月で37歳になる15年目のベテランは野球人生の正念場を迎えている。
3年連続最下位からの脱出を目指すチームも5月に入って5位に定着。上位との差が開きつつある。まさにチームとしても、個人としても、この辺りで存在感を発揮したい。実績十分の大野が意地を見せるか。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
DeNA・大貫晋一-ヤクルト・山野太一(横浜)
広島・森下暢仁-阪神・村上頌樹(マツダスタジアム)
【パ・リーグ】
日本ハム・達孝太-ロッテ・小島和哉(エスコンフィールド)
楽天・岸孝之-ソフトバンク・大関友久(楽天モバイル)
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記事:SPAIA編集部