Yahoo! JAPAN

「あれ? 動いた?」犬が妊婦のお腹の中の“命”を実感した瞬間

Techinsight

ウェルシュ・コリー(ウェルシュ・シープドッグ)のミックス犬で雄の“ネド”。ソファーの上でまったりしながらも、妊婦のお腹に足をそっと添えている(『Making a House in to a Home TikTok「A video from my personal tik tok」』より)

妊娠20週頃から始まるという胎動は、母親と赤ちゃんの初めてのコミュニケーションであり、赤ちゃんが元気な証拠でもある。そんな命の証を実感できる胎動だが、飼い犬が初めて感じた瞬間をカメラが捉えて話題になっている。米ニュースメディア『Newsweek』が伝えた。

【動画】「今のはなに?」というセリフが聞こえてきそうな犬

英ウェールズ出身のAさんは、もうすぐ生後7か月になる長男の子育てに追われている。

今から1年前のこと、妊娠中で大きなお腹を抱えていたAさんは、パートナーの母親が飼っているウェルシュ・コリー(ウェルシュ・シープドッグ)のミックス犬で雄の“ネド(Ned)”と一緒にソファーの上でまったりとした時間を過ごしていた。

Aさんはその日、お腹の赤ちゃんが活発に動いていることを感じており、そばで寝ていたネドの前足を握ると自分の腹部にそっと当て、カメラを回してみたという。

するとしばらくして、赤ちゃんがAさんのお腹を足で蹴り、カメラはネドが“新しい命を感じた瞬間”を捉えることに成功した。

当時の動画では、ネドが赤ちゃんの動きを察すると、それまで閉じていた重そうな目をゆっくりと開けるのが見て取れる。そして体をスクッと起こすと「あれ? 動いたぞ!」とでも言いたそうな、困惑したような表情を見せた。

ちなみにこの動画は、今年5月26日にTikTokで公開されており、コメント欄には「犬はびっくりして飛び起きたようね」「『今のはなんだったの?』とでも言っているよう」「とってもキュート!」「これだから犬は好き」といった声が寄せられていた。

Aさんによると、ネドはもともと不安症で神経質だったそうだが、一緒に過ごす時間が増えるにつれて、とても愛情深く優しい性格であることに気付いたという。そしてネドはいつもAさんに寄り添うようになり、Aさんとネドとの間には固い絆が生まれたそうで、愛犬についてこのように明かした。

「不思議なことにあの子は、私たちが赤ちゃんを授かったことを皆に報告する前に、妊娠したことに気付いていたようでした…。それでもあの瞬間というのは、とても特別なものでした。」

ネドはAさんの出産後、常に赤ちゃんの様子をチェックしてそばで見守っているそうで、Aさんは「ネドには本当に感謝しているの」と語っている。

なお犬には優れた嗅覚があり、妊娠している人が発するニオイに敏感に反応するそうで、今年3月にも犬が胎動を感じた瞬間を捉えた動画がTikTokに投稿され、「感動して泣いてしまった」「なんて美しいの!」といったコメントが多数寄せられていた。

画像は『Making a House in to a Home TikTok「A video from my personal tik tok」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

【関連記事】

おすすめの記事