315系4両編成によるワンマン運転、2025年度中に関西本線(名古屋~亀山駅間)と武豊線で実施へ JR東海
JR東海は6日、315系4両編成でのワンマン運転実施計画を発表しました。まず2025年度中に関西本線(名古屋~亀山駅間)と武豊線で実施。2026年度以降は東海道本線線(三島~沼津駅間、浜松~豊橋駅間、大垣~米原駅間)や御殿場線等で順次実施していきます。
315系は2022年にデビューしたJR東海最新型の在来線通勤型電車です。当初は8両固定編成のみでしたが、2023年1月から4両編成の試運転が始まり、同年6月に関西本線(名古屋駅~亀山駅間)へ投入されています。
しかしながら、これらの列車ではワンマン運転は行われていません。現在、JR東海のワンマン運転は最大2両まで。3両以上の編成では運転士が確認する両数が増えることから、車掌が乗務してドア扱いを行っています。
そこで、JR東海は当初より315系4両編成の車両側面にカメラを設置。様々な状況下で撮影した画像をAIに学習させ、人物の列車への接近などを検知するシステムを開発していました。315系4両ワンマン運転では、こうして完成した「安全確認支援装置」を搭載することで、運転士の安全確認をサポートします。