鶏肉と合わせると腸がよろこぶ。“食物繊維とビタミンCたっぷりの秋の野菜”とは?「ごはんが進む」
時短料理家の田内しょうこです。冷蔵庫にある定番食材で作る、“ふたつでおいしいふだんごはん”をご紹介します。今回の材料は、白菜と鶏もも肉だけ。「おいしいのひと手間」で、間違いなくおいしく、ごはんが進む味に仕上がります。※調味料の数は食材に含めていません。
白菜×鶏もも肉。少ない肉でも満足感のある一品に
ようやく白菜の季節がやってきました!
白菜にはビタミンCと食物繊維が豊富で、健康維持に役立ちます。
体を温める効果のあるしょうがもプラスします。
発酵食品の味噌と組み合わせることで、腸にも嬉しい一品。
蒸し煮にすれば、白菜がたっぷり食べられます。
美味しいのひと手間1 鶏肉はしっかり焼く
大切なポイントひとつめが、「鶏肉の表面をしっかりと焼く」こと。
後ほど煮込むので、ここでは中まで火を通す必要はありません。
表面は香ばしく焼いておくことで、うまみがぐんとアップします。
美味しいのひと手間2 たっぷり白菜は蒸し煮に
「白菜は蒸し煮にする」のも大切なポイント。
フライパンの中では混ぜられないほどたっぷりの白菜も、フタをして煮ると一気に食べやすい量に仕上がります。
白菜と鶏ももの味噌しょうが煮(調理時間10分)
材料(4人分)
・鶏もも肉……200g
・白菜……4分の1株(500g)
<調味料>
・味噌……大さじ2
・みりん……大さじ2
・醤油……小さじ1
・おろししょうが……小さじ1
<その他>
・ごま油……小さじ2
作り方
1 フライパンにごま油を熱し、鶏肉を皮目から入れて焼き始める。
2 鶏肉の表面が焼けたら裏返し、表面に焼き色がつくくらいまで焼く。(おいしくなる重要な工程!)
3 鶏肉の上にざく切りにした白菜をのせる。
4 合わせた調味料をまわしかけ、フタをして蒸し煮にする。(おいしくなる重要な工程!)
5 ときどき混ぜながら4〜5分煮る。
秋冬の定番にしたい
しょうが風味と味噌の香りが、食欲をそそります。体の温め効果も抜群!
肉と野菜の組み合わせをかえても作れる、オールマイティな味つけです。ぜひ定番にしてくださいね。
田内しょうこ/料理研究家