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彩の国さいたま芸術劇場が開館30周年を記念して、吉田鋼太郎演出・上演台本による『夏の夜の夢』を上演

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彩の国さいたま芸術劇場開館30周年特別企画『夏の夜の夢』

芸術監督・近藤良平(振付家・ダンサー)のもと、“クロッシング”を活動のテーマに掲げ、地域に開かれた劇場を目指す彩の国さいたま芸術劇場。

この度、2024年10月に迎える開館30周年を記念して、彩の国シェイクスピア・シリーズ芸術監督の吉田鋼太郎 演出・上演台本による、シェイクスピアの代表的喜劇『夏の夜の夢』が上演されることが決定した。

25年の歳月をかけて全37作品の上演を果たしたほか、ゆかりの植栽を整備した「彩の国シェイクスピア・ガーデン」のオープン、新シリーズ「彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd」の開幕など、彩の国さいたま芸術劇場の30年を振り返る上で、シェイクスピアは欠かせない。節目の年に、高校生を中心とした若い観客から大人まで、幅広い世代にもっと気軽にシェイクスピアを楽しんでもらいたい!という想いからスタートした本企画。公募で選ばれた埼玉県内の高校生や18歳以下の子供を招待することも決定。30年の感謝と次の30年を担う若い世代へ贈るスペシャルステージとなる。

演出と上演台本を担うのは、日本を代表するシェイクスピア俳優である吉田鋼太郎。今年5月の彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd Vol.1『ハムレット』(演出・上演台本・出演)では、シェイクスピアの言葉だけで圧倒的な作品を作り上げた。

出演は妖精の王オーベロン/アテネの公爵シーシュース役に鍛治直人、妖精の女王タイテーニア/アマゾンの女王ヒポリタ役に太田緑ロランス、“恋の三色スミレ”の魔法で大騒動を巻き起こす4人の若者に窪塚俊介(ディミートリアス役)、美山加恋(ハーミア役)、深澤嵐(ライサンダー役)、竹内カンナ(ヘレナ役)、妖精のいたずらでロバの頭に変えられる職人ボトム役に塚本幸男など、期待の新人からベテランまで多彩な顔触れが揃った。

【あらすじ】
公爵シーシュース(鍛治直人)とアマゾンの女王ヒポリタ(太田緑ロランス)の婚礼を4日後に控えたアテネ。ハーミア(美山加恋)は、父親イージーアスの決めた結婚相手ディミートリアス(窪塚俊介)ではなく、ライサンダー(深澤嵐)との駆け落ちを決心し、ともに森へ向かう。ハーミアの友人ヘレナ(竹内カンナ)は、好意を寄せるディミートリアスに駆け落ちのことを告げ口。ふたりはハーミアを追って森の中へ入る。
森では、妖精の王オーベロン(鍛治直人・2役)と女王タイテーニア(太田緑ロランス・2役)が小姓をめぐって喧嘩の最中。オーベロンはいたずらな妖精パックを使い、タイテーニアに一泡吹かせることを思いつく。森の別の場所では、公爵の婚礼に向けて、職人たちが芝居の稽古をしているが、パックのいたずらで職人ボトム(塚本幸男)はロバの頭に変わってしまう。そこに“恋の三色スミレ”の汁をパックに塗られたタイテーニアが現われ、ロバ頭のボトムに一目ぼれ。さらにパックの手違いからディミートリアスとライサンダーの両方に“恋の三色スミレ”の汁が塗られ、居合わせたヘレナはふたりから求愛されることに!
はたしてアテネの森で繰り広げられる一夜の恋の大騒動の行く末は——?
演出・上演台本 吉田鋼太郎 コメント

『夏の夜の夢』は、迸(ほとばし)る生命力と抑制不能な若いエネルギーに満ちた芝居であり、その若いエネルギーが人知の及ばない世界の住人達の介入によって、とんでもない混乱と争いを引き起こしてしまう事を美しく饒舌な言葉で書き綴ったシェイクスピア初期の傑作喜劇です。
今まさに迸るエネルギーと抑制不能な生命力の真っ只中にいる若い観客の皆様とこの『夏の夜の夢』を共に楽しめれば幸いです。
どうぞご期待下さい!

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