インパクト抜群“創作しすぎ”なうどんに注目!名水の恵みと絶景…初夏の京極ドライブ
北海道京極町といえば、蝦夷富士とも呼ばれ親しまれている美しいフォルムの羊蹄山と水が有名。羊蹄山で何十年もの歳月をかけてろ過された湧水は、環境省の名水百選にも選ばれています。ふき出し公園は、名水をくむことができ年間80万人が訪れる人気スポット。草木の緑が輝きだす夏。ドライブの目的地は京極がおすすめです。
まず立ち寄ったのは、ふき出し公園を出てすぐの「京極銘水 甘味処 江守」。
水まんじゅうが人気のお店なんですが、お持ち帰りはNG。賞味期限は30分なんです。
水まんじゅうは透明で水晶みたい!雑味が全然ないスッキリした味。冷たくて黒蜜ときな粉がめちゃくちゃ合う!
この冷たさが賞味期限30分の理由。温度が高くなると、緩くなり形が崩れてしまうんだそう。
透明度が高くなるような寒天を選んで使って、かたくならないように調整しているんですって。
京極銘水 甘味処 江守
住所:京極町川西55-1
営業:午前10時~午後4時
定休日:木曜
連日行列ができるほど大人気の古民家風の店舗の目の前には、羊蹄山。
癒しの景色が広がる「名水うどん野々傘」で食べられるのは、定番のぶっかけうどんなど30種類ほどです。
中でも、インパクト抜群のうどんが「山わさび香る肉トロ玉ぶっかけ」。
甘辛に炊いた牛肉に、留寿都村の長芋のとろろ、さらに京極町の山わさび、しょうゆ卵黄がのったうどんです。
麺は少し細めで、小麦の香ばしい香りも。
そして、とろろが麺と絡み合っておいしい。ツーンとくる山わさびがいいアクセントになっています。
「スパイシー焼きチキンぶっかけ」には、麺が見えないほど大きなチキンがドーンとのっています。
チキンは意外とあっさり。五香粉やクミン、ガラムマサラなど7種類ほどのスパイスで味付けしているんですって。
ベースのだしはカツオや昆布など7種類の乾物からていねいにとっていて、全粒粉を使った北海道産小麦100%の自家製麺は、豊かな小麦の風味が強く感じられる一品。
圧力鍋で一気に茹で上げているので、「野々傘」でしか味わえない独特のもっちり食感を実現しているんです。
麺は小麦粉と塩と水というシンプルなもの。だしも魚と昆布、シイタケ、そして水。やはり京極のおいしい水が欠かせないようです。
名水うどん野々傘
住所:京極町更進466-5
営業:火曜~金曜 午前11時~午後2時30分
土曜・日曜 午前11時~午後3時(金土日は夜営業あり)
定休日:月曜
最後にやってきたのは、2022年、京極にオープンしたファーマーズカフェレストラン「ルマンタロウ」。
築50年以上の農業用倉庫をリノベーションして作られたお店の客席から望む美しい羊蹄山。ステキな景色とともにいただきたいランチが「羊蹄野菜のファーマーズランチセット」です。
羊蹄近郊の野菜をたくさん使ったプレートランチには、羊蹄の黒豆ごはん、ルスツ豚の豚汁、伊達鶏の唐揚げなど、地元の食材がたっぷり。
旬野菜の天ぷらと一口そばがついているのもうれしいですよね。
実は料理長の村上昇さんはもともと神奈川県のご出身。東京にある二つ星のフレンチで修行されていたんですって。
村上さんが作るランチプレートは、昆布だしとハーブで漬けた浅漬けや、梅干しと塩こうじを使った長いものジェノベーゼなど、一見和風のようにも見えますが、フレンチの要素も兼ね備えた珍しいメニューだったんです。
ゴボウのきんぴらもその一つ。
蒸し焼きにしたゴボウを赤ワインで煮詰め、最後にはちみつを入れて甘みと照りを出していて、洋の技法の中に日本人の好きな和のテイストも少し含めたきんぴらなんですって。
村上さんは「京極は水がおいしい土地で非常に力強い野菜ができるので、京極の美食を含め地域活性化に繋げていければいい」と話してくれましたよ。
Le Mantaro
住所:京極町更進470-3
営業:ランチ 午前11時30分~午後1時
カフェ 午後1時~午後3時
ディナー 午後6時~(予約制)
定休日:不定休
*みんテレ6月6日OAのものです
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)