雑誌ライトニングが選ぶ! ハーレーダビッドソン2025年度の最注目モデルはどれだ?
新しい2025年モデルがいよいよ販売開始され、何が変わった!? 新しいモデルは出たの!? など最新ハーレーのことが気になって仕方がない方も多いのでは!? というワケで、今年度の注目ポイントをピックアップして紹介しよう。
ツアラーに新たなフラッグシップが登場!!|STREET GLID ULTRA
「グランド アメリカン ツーリング」のフラッグシップ、「ウルトラ リミテッド」に代わる新たなモデルが登場。昨年すべてが刷新された「ストリートグライド」のモダンなデザインを踏襲しつつ、ロワーフェアリングやツアーパックなど、ツーリングを快適に楽しめる装備が充実。排気量の大きな117エンジンが搭載された点にも注目!! 440万8800円~
【impression】
昨年モデルから足まわりも大幅にアップデートされたツーリングモデル。ツアーパックを装備して重心が高くなっているものの前後のサスペンションがよくなり、400kg近い車重を感じさせない。高速道路だけでなくワインディングや街乗りでも軽快な走りが楽しめる。
H-D新潮流がさらに進化!! オンロード仕様のパンアメリカ|PAN AMERICA 1250 ST
アメリカで「キング・オブ・ザ・バガーズ」と並び、注目を集めているのが「スーパーフーリガン」というレース。これに「パンアメリカ」を改造したマシンが参戦しているのだが、まさしくそれを彷彿とさせるモデルが登場。前後17インチホイールにクイックシフターを備えたミッションなど、熱い走りを予感させる新ジャンルのハーレーだ。258万6800円~
【impression】
もともとオンロードの走りも優れていたが17インチホイールとロードに特化したサスペンションを装備してさらにワインディングを楽しく走れる仕様に。レスポンスのいいエンジンと相まってサーキットを走ってみたくなる。
クルーザー全モデルに新型117エンジンを搭載!
モデルによって異なる味つけが施された排気量1923ccの117エンジンを搭載。ヘッド内の形状や、インテークマニホールドを樹脂製からアルミ製にするといった変更が加えられたほか、最新のテクノロジーを介して「レイン」、「ロード」、「スポーツ」といったライドモードが選択できるなど、あらゆる面で進化を遂げている。
【 ハイ アウトプット エンジン 】最大トルク:173Nm 最大出力:114HP
パフォーマンスに特化したエンジン。エルボー型のエアクリーナーと2in1マフラーを装備する。
搭載モデル:LOW RIDER S
【 カスタム エンジン 】最大トルク:168Nm 最大出力:103HP
グランド アメリカン ツーリングと同形状の前衛的なエアクリーナーと2本出しマフラーを装備。
搭載モデル:FAT BOY
【 クラシック エンジン 】最大トルク:156Nm 最大出力:91HP
オーソドックスなラウンド形状のエアクリーナーと2in1マフラ―を装備する。
搭載モデル:STREET BOB、HERITAGE CLASSSIC
LOW RIDER S
クルーザー全モデル共通で、ライドモードやトラクションコントロールなどの最新技術を盛り込み、各種モードをハンドコントロール部のスイッチで選択できるよう進化を遂げた。刷新されたテールランプとウインカーによる新しいルックスにも注目。300万800円~
【impression】
最もアグレッシブなチューニングが施されているだけに、スポーツモードでうかつにスロットルを大きく開けると暴力的な加速に驚かされる。足まわりのよさと高出力のエンジンで高速道路やワインディングも楽しい251万1300円~
STREET BOB
ハンドルクランプ部に埋め込まれていた小さなメーターを廃止し、存在感あるメーターを備えた2025年モデル。この車両は純正オプションに用意されているチューブレス仕様のスポークホイールに交換されているが、標準仕様は昨年までと同様にアルミ製キャストホイールとなる。251万1300円~
【impression】
3種の中で一番鼓動感を感じたのがクラシックエンジン。モードを選ぶことでハーレーらしいテイストから、ちょっと過激な走りまで楽しみ方が広がる。軽い車重と細みのタイヤで軽快な走りをみせるベーシックモデル。
FAT BOY
最新の電子制御システムを搭載した117エンジンに加えて、リアショックも刷新された今年度のクルーザー。新たに再セッティングすることで乗り心地が向上。ロングセラーモデルのファットボーイも走りが研ぎ澄まされ、さらに魅力が増している。
【impression】
ルックスも出力特性も「これぞハーレー」という趣き。前後の極太タイヤでコーナーの軽快感は薄いが、高速道路などは落ち着いた走りが楽しめる。3モデル共にモードによってテイストの変化が大きいことも印象的だ